昨年に引き続き2度目 夏の思い出作り企画「ロハスキッズ」
品川区の武蔵小山商店街振興組合は7月23日・24日、都心部の子どもたちをだけで西多摩を旅する「ロハスキッズ」を開催。夏の御岳渓谷、御岳山、日の出町などを巡った。後援は大多摩観光連盟・御岳山観光協会・有限会社ライズアップ。
23区有数の大型商店街による、夏の特別企画として毎年、企画している「ロハスキッズ」。都心部に住む子どもたちに同じ東京都でも普段、中々触れることもなく、足を運んだことのない自然豊かなエリアに、子どもたちを招き、東京都の幅広い魅力を伝えていくことを主旨に開催されてきた。これまで伊豆諸島を中心に企画されてきたが、昨年より西多摩エリアで企画されている。
多摩川でつかまえたマスを、炭火焼きで味わう
訪れたのは抽選で選ばれた20人の小学生たち。品川区からマイクロバスで移動し、最初の目的地、奥多摩の川井キャンプ場へ到着した。
透明度の高い多摩川が目の前に現れると、子どもたちは目を輝かせ、川の動植物を見つけると興奮気味。
ニジマスのつかみ取りなども楽しみ、昼食では焼きそばと一緒に、自分たちで採ったマスを炭火焼でじっくり焼き味わった。
宿坊に泊まり御岳山の自然、歴史を体感
川遊びの後、宿泊先のある御岳山へ。関東一急こう配であるケーブルカーに乗り、山へ向かって進む車窓から見える絶景に、子どもたちは歓声をあげた。宿泊先である宿坊「西須崎坊 蔵屋」「町久保田」まで歩き荷物を置いた後、山頂にある武蔵御嶽神社へ。翌日は、御岳山内にある苔むす景観が美しいロックガーデンを目指す。往復2時間の道のりも、涼やかな風を浴びながら、元気に岩場を歩いた。山間に流れる水や岩場に目を輝かせて、興奮さめやらぬままロックガーデンを後にした。山から下りた後は隣町にある、名湯つるつる温泉へ。2日間の疲れ、汗をたっぷり流し、子どもたちは旅の思い出を振り返っていた。
この旅を企画したライズアップ代表の柳澤昇さん。「昨年、今年と子供たちは大喜びでした。同じ東京の子どもたちに、西多摩の魅力をもっと知ってもらえるよう、今後も武蔵小山商店街の方々と話し合いを行い、ぜひ継続できるように進められればと思います」と話していた。