子育てママ、体験レポート
子育て中のママさんなら誰もが夢見るマイホーム。
今回は、ママ友の間で噂が広がる青梅市新町の健幸工房「シムラ」さんにご協力頂き、“幸せな家作り”のコツを聞いてきました。
コメンテーター
志村 將成さん
健幸工房シムラ 代表取締役
家作りに、独自の“新たな価値”を創造し西多摩を中心に展開。自身も3児の父親であり「家族の健康」を第一に、「健幸工房」として自然派住宅を提案する。モデルハウス「地熱の家」は大手出版社にも取り上げられ話題に。
家族の健康、そして100年続く家づくり
風を感じる家
ママさん「わぁ、素敵♪いい風が入ってきますね」
志村さん「通常の家は低い位置に空気がよどんでしまいがちです。大人の目線で感じなくても小さなお子さんは、そうした空気を吸ってしまう。だから風を〝走らせる〞ことにはこだわっています」
ママさん「どんな工夫をされているんですか?」
志村さん「部屋の間仕切りを極力しない。壁を作るのは簡単ですので子どもの成長に合わせて作ればいい。それに、子どももこもらない、お父さんもお母さんもこもらない。家族の顔が見える、そういう家作りにしているんです」
ママさん「なるほど。それだけで、こんなに涼しく感じるものですか?」
志村さん「基礎空調として地熱を利用しています。地下5㍍から上がってくる空気は夏は涼しく、冬は温かい。一年を通じて14〜18℃くらいの一定した地中熱を利用することで、生活する人はそれを涼しく感じたり、暖かく感じたりするんです」
空気を通す壁
志村さん「それとこの家は断熱をしていません。柱と柱の間はからっぽです」
ママさん「えっ?何故ですか?」
志村さん「壁の中の空気を通すことで、壁の中に結露をおこさせないためです。断熱材などを入れると、その隙間に結露ができてしまう。この家は表に遮熱シートをはって結露ポイントをシートの外側になるよう気を付けてます。家の中で結露していたら、壁の中は黒カビだらけですよ」
ママさん「えぇぇぇ!」
志村さん「通常の壁ならまだ良いですが、押入れとか冷蔵庫の裏などがひどくなる可能性があります。すでに結露している家であれば、まず風をいれることが大事。カビはお子さんのアレルギーなどの原因になるので注意してくださいね」
家族の見える家。学ぶ家
志村さん「それと実はこの家は危険がいっぱいなんです」
ママさん「えっ!?」
志村さん「敢えてガスも使うし、マキストーブも置く。子どもは階段の手すりを飛び降ります。学校まかせの親が多すぎる。昔から〝家〞が教育の場でした。危険なことは、親が見ているところで学んでほしいんです」
ママさん「なるほど」
志村さん「収納はあえて戸をつけていません。ほっとけばぐちゃぐちゃ。整理整頓をする習慣を自然と身に着けてほしいんです」
ママさん「本当だ!これだと雑にできないですね」
自然と共に暮らす家
ママさん「杉や土壁など、家全体に自然素材を使われているのは?」
志村さん「当社では、親子3代100年続く家作りをしています。昔の人は適材適所の素材を使う知恵をもっていました。そうした知恵を盛り込み、家族の健康を第一に、土に帰る素材でこの家は作っているんです」
ママさん「私も今まさに計画中なので、早まったなぁ(笑)」
志村さん「この家はあくまで家作りの1つの選択肢。当社でもお客様に合わせた提案をします。家を買うこと自体は、家を持つ目的と知識があれば、生活の幅が広がり、決してマイナスなことはありません。自分にあった家を、愛着をもって大切にしてほしいと思うんです」
ママさん「勉強になりました!」_
志村さんありがとうございました!
レポーター
酒井 由貴さん 羽村市 緑ヶ丘在住
工藤 のぞみさん 羽村市 緑ヶ丘在住
松田 初枝さん 羽村市 緑ヶ丘在住
酒井さん「エアコンを付けないであの涼しさは本当に驚きです!水を吸い取る壁も魅力的。地熱によって花粉症の症状も軽くなり、カビやハウスダストも無縁だなんて…うらやましい! 家族が健康になれる素敵な家だと思いました」
松田さん「花粉症やアトピーのある家族もいるので、体に優しい家作りが素敵。無垢の床や自然素材の壁も、傷や汚れが家族で過ごした証として、味わい深く残っていくところがいい。新築だけでなくリフォームも請け負っているということだったので、いつかは…と夢が広がりました♪」
工藤さん「 私が住みたい、木をメインに使った理想的な家そのもの!木にも、色んな種類と特性があって、使い分けていることがすごい。壁面も天然の素材を使っていて、本当に人に優しい家でした。いつかあんな家に住めたらいいな♪」