古民家の戸を開ければ、「すっ」とする風が吹きぬける心地よい10月。
御岳には目にも鮮やかで可憐な花が咲き、秋の味覚がうれしい季節となりました。
全身で秋を感じに、すぐそこにある山々へ!
思わず笑顔になる「秋のかわいい花々」
御嶽渓谷の秋の花たちは2週間ぐらい開花が遅れていて現在、曼珠沙華(彼岸花)が綺麗に咲いて間もなく見ごろ。葉がでる前に咲くことから、「まず咲く」「真っ先に咲く」の音に、仏教の「曼珠沙華」の文字を当てたといわれています。
通常、田んぼのあぜなどに沿って植えられているのをよく見ますが、それは何故か…皆様はご存知でしょうか?曼珠沙華の球根には毒があり、もぐらや小動物に稲が食べられないように植えているんですね。「綺麗な花には毒がある」とは、まさにこのこと!昔の人々の知恵が今の風景を作り出しました。
他にも渓谷沿いには「ミゾソバ」「シュウカイドウ」なども可憐に咲き、秋の御嶽を涼しげに演出しています。
絶品「あわび茸」をご賞味あれ!
秋の味覚の王様「きのこ」。奥多摩町にある小川きのこ園さんでは、こだわりのきのこを育てています。
中でもツッチーの常連のお客様を虜にした「あわび茸」は絶品!東京都では、ここでしか栽培しておらず大人気です。主人の小川雄吉さんは、あわび茸をこよなく愛し、改良を続けた菌床栽培をしています。
ツッチーも大のファンで、アウトドアクッキングで使う際は、美味しくいただいています。あわび茸をボイルした後、めんつゆ・大根おろしをかけ食べると最高!ぜひお試しあれ。
小川きのこ園さんでは、この時期、収穫量もあがるとのことですが、行く前には必ず電話してください。
小川きのこ園
[電 話] 0428-83-3861
[住 所] 東京都西多摩郡奥多摩町海沢539
「秋の味覚に誘われて…」ツッチー古民家の畑にもシカ出現!
94%が森林の奥多摩町。ワサビ田やシイタケなどの栽培地が傾斜地に点在しています。
近年、シカによる被害が深刻な問題で耕作放棄地が増加。推定2000頭が生息しているとも言われています。
シカは行動圏が広く病気にも強い。また急峻な山も登れ、雪が降っても50㌢位までは動けると言われています。そんなシカ被害をツッチーの畑も受けています。
散策中、鹿を見つけたら、青梅農林課農政係0428(22)1111までご連絡を。