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青梅農商工祭に逸品が集結

農業

売り切れ店も続出

市役所初 5,000人でにぎわう

青梅農商工祭が8日、青梅市役所で開催され、約5000人の来場者でにぎわった。

来場者は色とりどりのグルメを楽しんだ

都内でも有数の都市型農業地域とされる青梅市。同祭を主催する6次産業化支援委員会はこれまで、生産者を中心に商工事業者らが地元の農林水産物の付加価値を向上させる取り組みとして、商品開発を行う「研究交流会」や「企業マッチング」を行い、JA直売所や市内商業施設などを利用してテスト販売を目的とした「青梅農商工祭」を行ってきた。

 今回、初となる市役所での開催。青梅市を代表する農業生産品の販売や、地元商工業者らがそれぞれの持ち味を生かし、地元の農林水産品を使った新製品・新メニューを販売。各ブース、長蛇の列ができ、売り切れ店が続出した。

また開催にあたり、「生産者の思いや、その姿を描いた映画の上映を通じ、地元生産品の魅力の再発見につながれば」と、能登半島の塩作りを描いたドキュメンタリー映画「ひとにぎりの塩」の上映会やトークショーを企画。同市の名産である梅と石川県能登半島の塩で作られた梅干しも開発し人気を集めた。

共催団体の青梅市からは竹内俊夫市長が、JA西東京からは野﨑啓太郎組合長が、青梅商工会議所からは舘盛和会頭が、青梅法人会からは玉置満孝常任理事もそれぞれ出席。来賓に井上信治環境副大臣や、同市議会議員の浜中啓一議長も訪れ祝辞を述べた。

同委員会の福岡広幸会長は「6次産業化は生産・加工・販売が1つになったもの。青梅農商工祭は1次産業である地元の農林水産物を利用して生まれた新しい商品が並ぶ。それが青梅のブランドとなり、農林水産品の出荷量の拡大や、商工業者の売上げ増加につながるよう、全国へ発信していきたい」と話していた。

映画上映会後には石井監督と野﨑組合長との対談も / 市民が参加しフリーマーケットも開催された

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