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行列のできるらーめん店が希少な「奥多摩やまめ」を使い至極の1杯を生み出す

グルメ

「焼き魚に醤油をかけ、しぼられた様な香ばしさ」

青梅街道沿いの青梅市新町に本店を構える「らーめん いつ樹」。昼夜問わず行列を度々目にする同店は、今年7年目を迎える。現在は千代田区、渋谷区、新宿区に3店舗のらーめん店「五ノ神製作所」を展開し、テレビや雑誌に数多くとりあげられ業界有名店に。関東各地のらーめん通はもちろん、芸能人や著名人も、青梅市の総本店の味を楽しみに訪れる。

完成形の「奥多摩ヤマメ中華そば」※試食会ではトッピングなし

一貫して守るポリシーは「使われない副産物の素材を使い、付加価値の付いたらーめんを作る」こと。甘エビを加工し卸した後の「エビの頭」や、タイ専門店へ卸した後の「タイの頭」などを直接工場に交渉し仕入れ、絶品らーめんを生み出してきた。同様に都内店舗では「伊勢エビ」「銀ダラ」「シャケ」「ウニ」などを素材としたらーめんを開発し販売している。そんな同店が注目したのは地元である奥多摩の名産「奥多摩やまめ」。

試行錯誤を繰り返し、数年をかけた至極の一杯を開発した。スープは工場で切り落とされた奥多摩やまめの「アラ」をふんだんに使う。都内唯一の醤油醸造社であるあきる野市の「キッコーゴ醤油」や自然素材などと供に仕上げ、麺も自社の製麺所で最も相性の良い「細麺」を生み出した。

透明感のあるスープだが、焼き魚に醤油をかけ、そのままぎゅっとしぼられた様な香ばしさが、口いっぱいに広がる芳醇な味わい。小麦の香りが高い自家製麺にからみ、一口食せば日本人のDNAを刺激する。老若男女が楽しめる、味わったことのない逸品が誕生した。

西多摩限定で「無料試食会」開催へ

「深い味わいに、びっくり!」福生の試食会ではファンが殺到

「西多摩の素材で作ったこのスープを使って頂き、西多摩の観光グルメの一助となることを目指したい」という同社。第一弾として8日、9日に福生市南田園にリニューアルオープンした「ダイハツ福生田園店」のイベントに参加し、200食の「奥多摩やまめ中華そば」を無料で提供した。

「奥多摩やまめが生まれ、育まれた自然豊かな奥多摩で、ぜひ味わってほしい」と次回はJR奥多摩駅舎2階の「アースガーデンマルシェ」で15日、100食限定の試食会を行い、来場者のリアルな感想や、反応を集める。伊藤真啓代表は「らーめんというツールを使えば、らーめんファンの人たちがネット上で広めてくれる。

奥多摩やまめを素材に奥多摩や青梅に様々なグルメが生まれ、全国に広まっていってほしい」と意気込む。今後は奥多摩や青梅の店舗などと供に、このスープを使った新しいメニュー開発などを行い、「奥多摩やまめ」という共通素材で作られた、西多摩の逸品グルメを生み出していく。

「奥多摩やまめ」とは

都が最新の養殖技術を駆使し開発した「奥多摩やまめ」は、通常よりも体長が2~3倍大きいのが特徴。通常のやまめは産卵期になると、卵に栄養がいくため身の質が落ちるが、奥多摩ヤマメは卵を産まず長生きするため、1年を通じほど良い脂と肉厚の身が堪能できる。3年で約1.5㌔㌘(約40㌢)、4年で約2㌔㌘(約50㌢)まで成長する。

らーめんいつ樹

TEL  0428-34-9144

住 所 青梅市新町5-3-7

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