~東京の森から~ 東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、
街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
木育の第1歩は木に親しむこと
こんにちは。すっかり春ですね。私たち東京チェンソーズでは、今年も植栽の仕事がはじまりました。植栽は50年、そして100年にもおよぶ樹木をめぐる長いサイクルのスタート。真っ直ぐないい木に育つよう、想いを込めて一本一本植えてゆきます。
ところでみなさんは、「木育」という言葉をご存知ですか。 NPO法人日本グッド・トイ委員会では木育を「木が好きな人を育てる活動」としています。木育という言葉は10年ほど前に北海道で生まれた言葉。一般にはまだ馴染みが薄いようですが、これは分かりやすいですね。チェンソーズとしてはおおいに盛り上げていきたいところです。
同委員会は林野庁と連携しながら活動する木育推進のトップランナー。全国展開する「木育キャラバン」のほか、東京・四谷にある東京おもちゃ美術館の運営も行っています。
ということで、東京おもちゃ美術館に行ってきました。
ここは展示されたおもちゃを見るだけではなく、じっさいに手に取り触れて遊ぶことができるミュージアム。
年間12万人を超える入館者があるそうです。おもちゃは木をふんだんに使ったものが多く、木育が実体験できる場といえそうです。
〝おもちゃのもり〞は国産ヒノキ材を敷き詰めた木の香りが全面にただよう空間。小さな木のボールからなる「木の砂場」に寝転がると気持ちよさそう。
0・1・2歳の赤ちゃん限定の〝赤ちゃん木育ひろば〞。こちらでは、あきる野市などで製材された多摩産材を使用し、すべり台やトンネルのある広い床をハイハイ。赤ちゃんのときから木の感触に親しめるようになっています。ここで遊べば木が好きになるんだろうな、と思いました。
また、併設ショップでは八王子市で作られた多摩産材のおもちゃを発見。多摩産材も木育に貢献しているようです。
木に親しむ、木で遊ぶとということならば、ツリークライミングも木育に入るのかなと思いました。