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「すべては笑顔のために」西多摩音楽イベントを支えた志の持ち主

一般社団法人 東京音楽振興会 代表理事 額縁専門店「プリムベール」オーナー・ドラマー 梶原哲也さん

Q プロドラマーだったとことですが、なぜ額縁専門店に行きついたのですか

A 80年代に多くのミュージシャンのバックやアイドル歌手のコンサートなどで演奏していました。ドラムが機械やコンピューターに変わりつつある頃に、〝自分は何をしたいのだろう?〞と思うことが増えました。音楽仲間の実家が「額縁メーカー」で、手伝いに行っているうちに、音楽業界を飛び出して〝物づくりと販売〞の世界へ足を踏み入れたのがきっかけです。

Q お忙しかったと思いますが、ドラムは?

A 音楽は続けたいとは思っていたましたが、額縁販売の魅力にもはまり、すっかり演奏とは離れていましたね。

Q なぜ立川の音楽イベントを任されることになったのですか。

A 40歳になり本当にやりたいことは何だろう?と考え直したとき、やはり音楽を続けたいとバンド活動を再開しました。その頃ストリートミュージシャンも多く出てきたのですが、急な規制で街から音楽が消えてしまった。立川市のある人と、気軽に街の中で楽しめる公式な音楽イベントを立ち上げようと盛り上がったら「あなたが責任者だ」と(笑)

Q ご苦労も多かったでしょう。

A まずは警察や市の使用許可などの調整と申請など大変なことばかり。でも「これを越えたらどれだけの笑顔が見られるのだろう?と。観客、演奏者、スタッフが「いったい」となって作り上げる喜びのために、がむしゃらにやりました。みんなで楽しむ空気や面白さがありましたね。

Q 額縁屋さんにも多くのオーダーが来るのですね。

A 先日もあるお客様が「大型店に行ったら自分で選んで」と言われるだけで困ったと言って来店されました。私は飾る場所の写真を見せていただき、額の素材サンプルを選びながら提案しましたが、大変喜ばれました。

オーダーが8割というコーディネート力が魅力

Q 額縁屋さんというよりスタイリストみたいですね。

A 「どこに、何を、どうするか」を橋渡ししながら提案する役目なので、コーディネーターとかスタイリストに近いですね。

Q 今後の夢はどんなことですか?

A 毎年2回ほど、全国の街に出かけて「演奏して喜んでいただき帰ってくる」という活動をしたいです。仙台の定禅寺ジャズストリートで演奏させていただいて、街中で喜んでいる方々を見て思いつきました。梶原さんはドラマーとしても複数のバンドに参加、コンサートはソールドアウトが続く。西多摩の音楽イベントでも頻繁にお姿を見かけるので、ぜひお声をかけてお話を。

額縁専門店 プリムベール
立川市羽衣町1-18-8
電話042-528-6789
月~土 10時~18時半  日曜休

コラム執筆者

市民ライターKさん

西多摩を中心に熱い思いを持って地域で活躍され、地域に愛され続ける人々が数多くいます。
そんな人々をクローズアップするコラム「にしたま この人に会いたい」。
街プレ紙面を通じ、皆さまのご近所にいる素敵な方々との出会いの場を作ってまいります。

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