●大悲願寺の白萩及び彼岸花ともに、まさに見頃です(2014年9月25日)。
●大悲願寺の白萩が見頃に近づいています(2014年9月18日)。彼岸花も花を開き始ています。
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あきる野市屈指の古刹「大悲願寺」。秋に境内を覆う白萩でも有名な寺だ。白萩の見頃は9月中旬から下旬。多くの人が、この花を目当てに訪れる。
この白萩と伊達政宗の逸話も良く知られている。当寺第15世の秀雄(しゅうゆう)は政宗の末弟であった。そのためか政宗は何回か当地を訪れたといわれる。秋に政宗が当寺を訪れたとき、庭の白萩のあまりの見事さに感動し、後日、飛脚をもってこの白萩を所望した。その文書が「白萩文書」として当寺に残っている。
彼岸のころには、旧五日市街道からの参道である長く急な階段の両脇や、線路を渡って楼門(仁王門)前の駐車場脇は、一面の彼岸花で覆われる。白萩の控えめな白い花と、真紅の彼岸花の双方を楽しむことができる季節である。
なお、白萩は大悲願寺の裏手で、横沢入方面に向かう小路の脇にも多く植えられている。都の里山保全地域である横沢入の稲穂も垂れてくる頃なので、合わせて横沢入に足を向けるのもお奨めである。
さらに、9月中は五日市七福神で秋の七草めぐりが催されている。大悲願寺の萩、大悲願寺近くの正光寺のなでしこ、五日市玉林時の桔梗など。