~東京の森から~ 東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、
街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
私の木が森になる!期間30年の森林育成プロジェクト
「東京美林倶楽部」スタート
自分が育てた木が、やがてはよく手入れされた美しい森をつくる〜をメイン・コンセプトにした期間30年の長期森林育成プロジェクト「東京美林倶楽部」。私たち東京チェンソーズが何年も前から考えていたこの企画がいよいよスタートします。
東京美林倶楽部では参加者が檜原村・時坂地区の山林に、1人3本の苗木を植栽。その後の30年をかけて下刈りや枝打ち、間伐などの森林作業を実施します。途中の間伐では、植えた3本が1本に減りますが、その1本は丹念に育てられた木であり、次代へ続き、やがては東京の「美林」へとなって行きます。
先日、倶楽部で植栽する予定の山を見てきました。裏に〝日本の滝 100選〞の払沢の滝が控える北向きの山です。北向きの山はおとなしい木が育つ、といわれています。
森林に対する一般の人たちのニーズは大きく変化しました。かつては木造住宅建築への期待が高かったのですが、最近はそれが環境や自然体験への参加へと変わってきています。そうしたニーズに応えられるプロジェクトでありたいと思います。また、参加者が定期的に村に来ることで、村の活性化にもつながりそうです。
第1回の植栽は来春。お問い合わせは東京チェンソーズまでお願いいたします。
村枠で「東京ヒルクライム」に挑戦!
今月5日、地元・檜原村で自転車レース「東京ヒルクライム HINOHARAステージ」が行なわれ、私たち東京チェンソーズから代表・青木と新人・伏見の2名が参加しました。当日は台風による大雨の影響で、レース自体中止かとも思われたのですが、雨天決行。まだ暗い朝6時半、檜原村・下元郷地区をスタートしました。距離25㌔㍍、標高差900㍍の過酷なレースの始まりです。
ヒルクライムへの参加は今回が3回目。いずれも〝村枠〞でのエントリーです。村の選手として恥ずかしい走りはできません。
青木は3年前のレースで制限時間をオーバー、リタイア扱いを受けるという屈辱を経験。
その後、自転車本体を含め装備を充実させ、昨年は上位入賞、今年もと狙っています。
一方の伏見は学生時代に登山(冬山も)に勤しんだ体力自慢。両名とも林業用のオレンジ色のヘルメットをかぶっての参戦です。
伏見は地下足袋も履いています。結果は伏見が村枠4位、青木が6位。
大雨の中でしたが沿道からはチェンソーズを応援する声も上がり、やはり檜原村はサイコーと思える1日でした。