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年に1度の御開帳  大悲願寺の伝阿弥陀如来三尊像 転読会

鎌倉初期に創建された真言宗豊山派大悲願寺(あきる野市横沢、加藤章雄住職)で先月21、22日の両日、 国の重要文化財にも指定されている伝阿弥陀如来三尊像が開帳された。同像は、秘仏で21日の転読会、22日の御影供に合わせて毎年一般公開されている。

伝阿弥陀如来三尊像は、中尊の伝阿弥陀如来像、脇侍の千手観音像、勢至菩薩坐像から成り、平安後期から鎌倉初期に作られたとされている。中尊は阿弥陀仏に多く見られる印相(仏教の理念を示すため手と指で作る形)とは異なり、釈迦如来などの像によく見られる、腹の前で両手の親指と伸ばした他の指で輪を作る「禅定印」になっているのが特徴。

そのため「阿弥陀仏と伝えられている」という意味で、接頭に「伝」の文字が加えられている。脇侍に千手観音像が置かれているのも珍しいとのこと。

21日、11時の開帳には、100人を超える仏像ファンが訪れ、仏像を味わっていた。

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