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コラム

~東京の森から~東京チェンソーズ

檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!

毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。

17日は「山の神」。1年の作業の安全を祈願

木は“生き物”だと意識

まっすぐ天に伸びるスギ。生命感がほとばしる

今月17日は「山の神」の日。林業関係者にとっての正月ともいうべき日で、この日は山に入ることも禁じられ、皆で1年間の安全を祈願します。東京チェンソーズでは毎年、地元・檜原村の大嶽神社で、普段から親しくさせていただいている同業の方たちとともに参拝しています。そしてその後、新年会を開き、皆で酒を飲み、バカ話に笑いあいます。

同業の仲間とともに1年間の安全を祈願

林業は事故の多い仕事です。以前にくらべて減ってきているのですが、平成26年の数値でも1611名が死傷、うち42名が死亡と、他産業と比較し高い数値を記録しています。来年もこうして笑顔で再会できるよう、改めて事故のない安全作業を誓いました。

ところで、日本で1番の長生きな生き物は何だと思いますか?あるシンポジウムで登壇者からこんな質問が飛び出しました。 生き物といわれると、つい動物を連想してしまいますが…。答えは「スギ」でした。屋久島の大王杉が樹齢3000年で最長寿とされています。ちなみに世界に目を向けると、スウェーデンで発見されたヨーロッパトウヒが9550年だそうです。驚きですね。

私たちが普段の間伐等の仕事で伐っているのは50年生前後の木が主体となります。伐って木材として使うために人間が植えた木ですが、立派な生き物。このことを胸に刻み、日々の仕事に当たりたいと思います。

さて、最後になりますが、お知らせが二つあります。まずは今週末(31日)、東京美林倶楽部の現地説明会を開催します。東京美林倶楽部は、30年かけて東京に次代に残る森林をつくるプロジェクトです。今春の植え付けから始まる第2期の募集について、現地となる檜原村・時坂で説明および見学会を行ないますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご参加ください。(問い合わせ先:電話042̶588̶5613)。

その次の週末(2月6日・7日)には、昭島市にあるアウトドアヴィレッジ様主催で「こどもといっしょに森の人!」というイベントが開催。弊社は講師として協力いたします。内容は「かんなくず」を使ったプールや木こりコスプレなど。参加無料、事前申し込み不要ですので、お買い物のついでにお気軽に遊びに来てくださいね。

コラム執筆者

東京チェンソーズ

今日も森にいます
株式会社 東京チェンソーズ
住 所西多摩郡檜原村654
TEL 042-588-5613

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