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西多摩旬の味 あきる野 早春の味覚のらぼう菜

農業

暖冬で育ち良く 店頭に

収穫したのらぼう菜を持つ三橋部長(左)と五日市ファーマーズセンター直売所運営委員会の大福会長

あきる野市の早春の味覚、のらぼう菜の出荷時期が今年は暖冬の影響で大幅に早まっている。五日市ファーマーズセンター「あいな」では例年、2月上旬からハウスものが並び、下旬から露地ものが出回る。今年はいずれも2週間ほど早まり店頭に並び始めた。

明和4(1767)年に時の代官が普及の令を出したという「五日市のらぼう菜」。伝統野菜を守っているのがJAあきがわの生産者で組織する「のらぼう菜部会」(三橋亀夫部長、部員40軒)だ。部員たちは種を守り、ブランドにふさわしい品質管理に努めている。

のらぼう菜は9月に種を蒔き、10月下旬に苗を植える。冬の寒さに耐えながら、伸びた茎をかいて出荷する。今年は寒さが穏やかなため随分成長が早いという。

3月半ばの最盛期となれば、「あいな」だけで毎日500袋ほどを販売する。このほか多摩青果市場へも共同出荷している。早いところでは朝4時から畑に出て摘み、袋に詰めてすぐに出荷する。鮮度がいいまま消費者の手に渡る。昨年度は約2万袋を出荷。学校給食で450㌔が使われた。

三橋部長は「部員がが大切に守り育てているのらぼう菜を多くの人に食べてもらいたい。大寒に向かって気温がどのくらい下がるかにもよるが、今年の出荷は2週間ほど早くなりそうです」と話した。五日市ファーマーズセンター直売所運営委員会の大福保男会長は「暖冬でトマトやイチゴは甘くおいしく育っている。ダイコンや白菜は大きくなりすぎたものもでたが、料理店の人などには喜ばれている。出荷の調整が難しい面もあるが、多くの人にのらぼう菜をはじめ地元野菜を食べてもらえればうれしい」と話している。

3月には小中野のらぼうまつり、4月には「あいな」でものらぼうまつりを予定している。

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