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「青梅で作り、青梅で食べ、青梅の生ゴミを肥料に」 循環型農業を目指し青梅市で就農

農業

「有機JAS」認証の野菜を少品種大量生産ヤナガワ・ファーム

ヤナガワ・ファーム(青梅市千ヶ瀬町)は6年前から、青梅市の農地で循環型農業に挑戦する新規就農社だ。

青梅市生まれの柳川貴嗣さん(36)が代表を務める同社。農家の生まれではなかったが大学時代、環境について学び、「循環型の農業で、環境問題にもアプローチできれば」と就農を志した。

卒業後、千葉県にあるワタミファームに5年間勤務し、農業の知識と経験を積んだ。30才で念願だった地元、青梅で就農。現在、市内15か所程度、およそ3㌶の農地を研修生と2人で営農する。生産量は玉ねぎ10トン、ニンジン30㌧、ジャガイモ3㌧、ナスやサツマイモを4㌧ほどと、少品種大量生産で行う。

柳川さんが生産する野菜は、肥料の内容や生産方法など、その工程すべての厳しい審査を通った「有機JAS」認証をとっている。卸先は、独自で販路を開拓した大手食品加工会社などや、一昨年からは、そ菜振興会にも入り市内の学校給食へも出荷している。

将来目指すのは、「青梅で生産したものを、青梅の人に食べてもらい、出た生ごみを肥料とする循環型の農業システム」。現在も近隣の養鶏場や牧場からでた鶏糞や牛糞を肥料にしたり、市内飲食店などに卸、そこで出た生ごみを肥料に使うなど、可能な範囲のサイクルからも着手している。

同社は今夏、株式会同社は今夏、株式会社として法人化も進める。将来、「循環型農業の理念」を共有する研修生に学んでもらい、独立した後は、自身も「一番苦労した」という、卸先や流通の受け皿となる事業体を目指している。柳川さんは「13万人の人口を有し、農地も多くある青梅だからこそ可能な農業の形を目指したい」と、目を輝かせていた。

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