本年の「西多摩の自然と歴史をめぐる旅」新規コース第5弾は、貸し切りバスでの「北秋川渓谷の自然、歴史めぐり」。7月27日・29日に合わせて45名の参加者で開催した。本宿、千足、白倉、神戸、小沢、小岩、藤倉と、北秋川渓谷の要所要所に立ち寄り、地名の由来、歴史背景、自然、風景に触れた。北秋川渓谷で最も早く拓けた地という小岩では、橘高安が創建したとされる八坂神社や橘高安・為定王子の屋敷跡とされる里山を散策。平山氏終焉の地とされる千足では、氏重・氏久親子を祀る御霊檜原神社と氏重の墓(長泉寺墓地)を訪れた。また、神戸岩、払沢の滝、下日向吊橋、中山の滝など、秋川とその支流の、澄んだ水の流れと涼しさを満喫した。
西多摩と周辺の自然と歴史を巡る旅
貸切バスの旅 北秋川渓谷の自然、歴史めぐり(檜原村)
檜原村は歴史ロマンの地。大和朝廷が東国に送り込んだ渡来人が住み着き、橘髙安・為定王子伝説が残る。また戦国時代の檜原城落城や武田松姫の悲話も伝わる。昨年好評であった南秋川渓谷に続き、本年は北秋川渓谷を巡ります。
・旧藤倉小学校 檜原にはかつて8つの小学校と3つの中学校があった。1小中学校に統合された今、旧校舎がいくつか残る
・春日神社 戦国時代、奈良から落ち延びてきた小泉一族の創建といわれる
・貴布禰神社 戦国時代末期、甲斐武田氏の落人、大野元信が創祀
・八坂神社からの里の眺め 八坂神社は橘高安が京都の八坂神社から勧請したとされる
・宝蔵寺 檜原最古の寺。鎌倉初期に平山季重が創建。
・春日神社 かつては大岳神社(大岳山山頂下、伝橘高安創建)の末社であったといわれる
・徳泉寺 室町後期の創建といわれる
・神戸岩 檜原を象徴する名勝
・郷土資料館 史料館敷地はかつての共励小学校跡 伝平山氏重甲冑 伝松姫手鏡
・不動の滝
・伝平山氏重墓 かつて長泉寺という名の寺があった。平山氏重墓と伝わる五輪塔があり、氏重のものと伝わる甲冑もここから出土
・御霊檜原神社 平山氏重(最後の檜原城主)、氏久親子の霊を祀った神社と伝わる
・茅倉の滝
・春日神社 平安末期~鎌倉時代に檜原城の鬼門除けとして創建されたと伝わる
・吉祥寺一伝平山氏石碑 寺城は檜原城主の居館跡と言われる
・下日向橋 檜原で希少な吊り橋。辺りの雰囲気も良い。
・中山の滝
・旧檜原郵便局舎 昭和4年の郵便局開設当初の建物
・払沢の滝 東京を代表する名滝。高さは60m
・払沢の滝への遊歩道 清涼感あふれる魅力ある道