「とうふ工房ゆう」
「日本一おいしい豆腐」を決める第3回全国豆腐品評会(全国豆腐連合会主催)で、青梅市裏宿の「とうふ工房ゆう」(大久保裕史代表)の「特選よせ豆腐」(寄せ/おぼろ豆腐の部)が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。絹ごし豆腐の部に出品した「特選絹ごし」も金賞を受賞し、ダブル金賞受賞となった。昨年の品評会では「寄せ/おぼろの部」で金賞を受賞している。
大久保さん(29)は先月、青梅市役所を訪れ、浜中啓一市長に受賞報告をした。浜中市長は「日本一の豆腐が青梅から出て、市にとって大変な名誉」と称賛した。
品評会は9月30日と10月1日、東京上野の東天紅で開催。予選を通過した89豆腐製造業者の125点の豆腐製品が「寄せ/おぼろ」「絹」「木綿」「充填」の4部門で味、食感、風味、見た目の美しさを審査した。大久保さんの作った「特選よせ豆腐」が「甘みと香りがずば抜けている」として4部門の最高点を獲得した。
大久保さんは「原料の大豆の旨みを引き出すことに集中した」と顔をほころばせた。実家の東大和の大手豆腐店で数年修業して昨年5月、店売りを主にした「ゆう」を青梅街道沿いに開業。主婦層に人気を得て繁昌している。