五日市ファーマーズなどで販売
天野農園(あきる野市小和田、天野正昭園主)で今年採れた生はちみつの販売が始まった。サクラ、アカシア、フジ、のらぼう菜などの花の蜜が入った百花蜜。風味豊かで香りがいいと評判は上々だ。
生はちみつとは、搾ったままのはちみつを加熱せず、そのまま瓶詰めしたもの。人間の体に良い作用をもたらす酵素やビタミンなどの栄養素が熱で損なわれることなく含まれ、花の香りも保たれる。ただ、非加熱ではろ過や冬期の瓶詰め作業の効率が悪いため蜜を加熱して扱う養蜂園が多い。
同農園では市内4カ所の蜂場に合計6つの巣箱を設置。蜜をしぼった直後の、気温が高くはちみつが固まらない5月のうちに一気にろ過して瓶詰め。少量生産だからこそ効率のいい時期に集中的に作業ができ、上質な生はちみつを提供できるという。
生はちみつは五日市ファーマーズセンターで販売している。