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西多摩旬の味 江戸時代、飢饉から救った「のらぼう菜」

冬の土の中で蓄えた栄養、旨みをぜひ食卓に

あきる野市の名産とされる「のらぼう菜」が直売所に並び始めた。収穫は2月〜4月行われ、これから収穫期を迎える。

五日市周辺では、江戸時代にタネを配布して栽培をすすめ、天明・天保の飢饉の時、多くの住民の命が救われたと伝わり、地域で長年愛されてきた。

豊富に含むβ-カロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られ、体内ではビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれている。

栄養満点、採れたての「のらぼう菜」を、ぜひこの季節味わってみてほしい。

秋川ファーマーズセンター

あきる野市二宮811 ☎042-559-1600

営業時間 9:00~17:00

地元野菜で作るおいしぃ~い一品コーナー

  • のらぼうのキッシュ

〈材料〉(2人分)

きのこ(しめじなど) ・ ・ ・1パック

のらぼう ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2束

玉ねぎ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・1こ(薄切り)

○たまご ・ ・ ・ ・ ・ ・1こ

○豆乳 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・80cc

○塩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・小さじ1/2

チーズ

①厚手の鍋に、塩少々を振り入れ、きのこ、のらぼう、玉ねぎの順に重ね、塩少々を上にも振り、蓋をぴっちりと閉めて弱火で30~40分煮る。

②1から150グラム取り出し、二等分して耐熱容器に入れ、○の調味料を合わせ、耐熱容器に流し入れる。

上からチーズをかけて、180℃のオーブンで、約20分焼いて、竹串を刺してみてドロッとせず、中まで火が通ったら出来上がり。

  • のらぼうのポタージュ

〈材料〉

キッシュの作り方1で出来上がった重ね煮・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2 0 0グラム分

バター ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・大さじ1/2(6グラム)

小麦粉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・大さじ1/2

水 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 200cc

豆乳 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・100cc

塩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 適宜

①鍋に、重ね煮200グラムと小麦粉を入れ、なじませる。バターを入れて弱火にかけ、ゆっく

りとバターを溶かす。

②水と塩を入れ沸騰したら豆乳を入れ、豆乳もあたたまったら、ミキサーで撹拌する。

器に注いだら、(あれば)生クリームやオリーブオイルなどをかける。

 

コラム執筆者

佐野 芙美子

結婚するまで幼稚園に勤め、妊娠をきっかけに身体と環境に優しい生活に目覚める。バランスボールやヨガの講師を経て、第3子の妊娠を期にしばらく専業主婦に。SNSにあげていた料理が口コミで広がり、話題に。あきる野市在住。

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