~東京の森から~東京チェンソーズ
檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」が、街プレ読者の皆様にお届けする東京グリーンプレス!
毎日、西多摩の山々で暮らす僕たちが、リアルな西多摩の自然の姿をお届けします。
森林のめぐみを活かし、届けること
檜原村の桜もまさに見頃を迎えていますが、新型コロナウイルスの影響で先月お伝えした各種イベントが軒並み中止、延期となってしまいました。一日も早い収束のために、今自分達ができること、すべきことに日々取り組みたいと思います。
今年の冬、檜原村の小沢地区では「ひのはら力(緑)創造事業」での伐採・搬出作業を行いました。2014年に弊社として初めて本格的な伐採・搬出作業を経験し、それからあっという間に6年が経ちました。まだまだ経験不足ではありますが、少しずつ技術を蓄積しています。先人が大事に植え、育てた森林のめぐみを活かすためにも、安全で効率良く木を山から出す作業は不可欠です。木材需要は減少傾向ではあってもゼロになることはありえないですし、むしろその需要を喚起させていくことも私たちの役割かと思っています。
木を活かし、届ける仕事として、最近の事例を2つ紹介します。
【檜原村 御飼神事(おとうしんじ)の記念品】
弊社事務所がある本宿地区の「御飼神事」で、今年度のお当番への記念品としてフォトフレームを製作。社有林で出たヤマザクラの材を使い、綺麗な色の仕上がりとなりました。
【檜原郵便局開局120周年ノベルティ】
明治33年に開局した檜原郵便局の、開局120周年の記念品を製作。檜原村産のヒノキを使い、木目の美しさを活かした小物トレーです。
これらの木製品はいずれも昨年秋にオープンした「檜原村 おもちゃ等工房」で製造しました。メイドイン東京の木で、メイドイン東京の木の小物が世の中にどんどん広がるよう、引き続きいろいろなチャレンジをしてゆきたいと思います。「東京の木でこんなものが作りたい」といったリクエストがありましたらぜひお問合せください。