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コラム

第二のブラックバス?!

オオクチバス(通称ブラックバス)は1925年にアメリカから芦ノ湖に放流されました。日本では1970年代にルアーフィッシングがブームとなり、それと共にオオクチバスは分布を広げていき、2000年には日本全国で生息が確認されています。強い肉食性で日本の生態系への影響が懸念されていましたが、釣り人による密放流が繰り返し続けられ、社会問題にまで発展しました。

私は2006年から多摩市の小学校で多摩川の学習支援に関わり、子供達と一緒に多摩川で水生生物の採集を続けています。当初からオオクチバスは確認されていましたが、ここ数年ある異変が起きています。ある時期からオオクチバスと一緒にコクチバスが採れるようになり、一昨年からは採集されるのはコクチバスのみという状況が続いているのです。

コクチバスは1991年に長野県の野尻湖で初めて生息が確認され、その後は福島県の桧原湖などの山上の湖沼で次々と姿を現し、現在も分布を拡大しています。オオクチバスと同様に北アメリカ原産で「第二のブラックバス」と呼ばれています。止水域を好むオオクチバスとは異なり、河川などの流水域にも生息することができるために河川生態系への影響が懸念されています。

コラム執筆者

宮田 浩

エコツーリズム・グリーンツーリズムなどに携わり現在は年間を通じ、御岳や奥多摩などを中心としたツアーガイドなど数多く行う、川と森を案内するスペシャリスト。

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