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公立阿伎留医療センター

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新院長に根東義明氏

「地域に確固とした医療体制築く」                                                                              地域医療の概念や病院の機能、デジタル化などに造詣

公立阿伎留医療センター(あきる野市引田)の院長に根東義明氏(65)が4月1日付で就任した。根東院長は阿伎留病院企業団企業を兼ねる。「東京西端の地域医療が最も大切になる地域に、確固とした医療体制を築くのが医療センターの役割と認識している」と抱負を語った。

根東院長は東北大学医学部を卒業後、同大医学部付属病院小児病態学分野助教授、医学情報学分野教授などを経て、2011年から日本大学医学部医療管理学分野の教授を務めてきた。専門分野の1つとして医学情報学を手掛け、地域医療の概念や病院の機能、デジタル化などで造詣が深いほか、日本腎臓学会評議員などを歴任し、多方面の分野で多くの論文を発表している。

根東院長は「医師の確保が厳しい時代になっているが、センターには4月から3人の研修医が加わった。今後も医師の確保に努め、センターの規模を縮小することなく運営していく。それは結果として管内の地域医療の充実と、経営の安定につながる」との見通しを示し、「医療の質と安全をしっかり高めていくために、チーム医療と情報共有のための医療情報システムの構築が大切になる。これまで培った知識を現場で効果的に生かしていきたい」と意欲を語った。

同医療センターについての印象は、「いち早く新型コロナウイルスの病棟を確保するほか、ワクチン接種を積極的に開始してきたことはセンターが地域に密着した病院である証。医療の安全面でも万一不適切な医療行為があれば、報告し、総括し、改善につなげる保安体制が確立している」と評価。公立阿伎留医療センターを育てる会(下村智会長)など住民との総合交流が行われていることには、「開かれ、信頼される病院として住民とのコミュニケーションは大切」と期待を示し、「新型コロナウイルス感染症の医療現場を見ても分かるように医療は完成品ではない。医学の限界、医療の限界を感じ、答えがなく、迷いながらでも医療を行う場面がある。医療は不確実性、未熟性と対峙している。それを理解してもらえればありがたい。医療従事者と住民が互いに支え合うところにより良い地域医療が生まれると思う」と話した。(東京25ジャーナル)

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