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「歌と ものまねの祭典」11 月６日、プリモホールゆとろぎで

コロナ禍で苦境に追い込まれてきたエンターテイメント業界。第７波の収束が見え始めた中、新たな日常に向け動き出している。11月６日、羽村市のプリもホールゆとろぎで開催される「歌とものまねの祭典」もその１つ。

三田りょうさんと総勢15人の芸人

あきる野市出身の歌手、三田りょうさん（テイチク）の歌謡ショーと総勢15人のものまね芸人が歌と笑いのステージを展開する。

羽村市キルギス共和国友好親善大使を任される三田さんは２０２０年、「風の旅人」に次ぐキルギスを舞台にした２作目、「天山遥かに」をリリースしたが、新曲発表会もキャンペーンもままならず、不完全燃焼の期間を過ごしてきた。

当日はそうした思いを晴らすステージとして西多摩の歌謡ファンの前で「天山遥かに」をはじめ、オリジナルヒットメロディーなどを存分に歌いあげる。

ものまねは、ニセキン、まねものがかり、カトリーナ陽子、ｓａＴｏｓｈｉ、中島みゅーんらが出演。渋谷区のそっくり館キサラなどのライブステージで磨いた歌と笑いのエンターテイメントを繰り広げる。

17時30分開場、18時10分開演。

チケット代は4000円（全席自由）。

問い合わせは０３（３２２５）５６６６キサラエンタープライズまで。

青梅産野菜のスープカレー人気

ふじ嘉  服部食育クラブが推奨

ふじ嘉（青梅市野上町２‐21‐５霞共益会館１階）で提供する青梅産野菜とチキンのスープカレー＝本紙９月８日号で紹介＝が大人気。

年内は無休で営業する。

４度改良を重ね服部栄養専門学校服部食育クラブに推奨された自慢のスープカレーで、ごろっとした大豆、卵、ニンジン、キャベツ、シメジの５種の野菜と
チキンの旨味が、味わい深いスープと絡んで口中に幸せが広がる。
スープカレーは１ ０ ８ ０ 円（ 税込）。
トッピングの青梅産野菜４種３３０円（同）、
ジャガイモ１ １０ 円（同）。

テイクアウトもできる。容器代１００円（同）。

営業時間は11時〜18時。

問い合わせは０４２８（８４）２６０１まで。

『三国志』の世界」

青梅市柚木町の吉川英治記念館で「秋季展示『三国志』の世界」
が開かれている。壮大な三国志に吉川文学の視点で触れることができる。
12月18日まで。

開館は10時〜17時。月曜休み。

大人５ ０ ０円、

中学生以下２００円( 同市内の小・中学生は土・日・祝日無料)。
問い合わせは０４２８（７４）９４７７まで。

秋川渓谷の四季煌めいて

　檜原街道を車で走ると、随所に味のある字体と独特な絵をあしらった看板が目に入る。手がけたのは、店舗コーディネーターで画家の高橋敏彦氏。それらはすでにあきる野市の風景の一部に溶け込んでいるといってもいい。
「札幌の高校を卒業と同時に上京。専門学校でデザインの基礎を学びながら、現場でも修業を積んだ。30歳を過ぎると間もなく独り立ち、１９７５年に制作の拠点を、自然豊かな旧五日市町乙津に移した。父の作風が変わったのはそれからのこと」

長男で高橋敏彦視覚デザイン研究室デザイナーのトカ氏はこう説明する。

専門学校というのは桑沢デザイン研究所のことだ。卒業後は、母校で講師も務めたという。
独立後も順調に受注量を増えていった。自宅が職場を兼ねるという秋川渓谷の四季煌めいて環境でトカ氏は育つ。
「幼稚園から帰宅すると、仕事場のかたすみで絵を描いて過ごした。文
字どおり〝門前の小僧〞だったわけだ。図工や美術は得意科目のひとつ。
育英高専（現サレジオ高専）に進み工業デザインを専攻。卒業後は
オフィス家具のオカムラで勤務し、ほどなく家業に戻った」
敏彦氏の名を高めたのが87年度の日本観光ポスターコンクールで
の金賞（運輸大臣賞）受賞。秋川渓谷の四季をモチーフにした作品
は、ノスタルジックな墨跡と顔がん彩さいの調和が見る人の目を奪う。そこにあるのは年季の入ったアートを生み出す画家の力量だ。
「父のポスターには完成形というものがない。おそらく技術ではなく、
心、精神面での深化が創作に出てくるからではないか……。父と行動をと
もにしながら、テクニックを教わるというより、そんな姿勢を真似て自分のデザインを磨いた」
いまや制作は父と息子の共同作業である。敏彦氏の書と絵のかすれや濃淡といったアナログの部分を活かして、トカ氏がパソコンでレイアウトする。これからも芸術性を追求しながら秋川の煌きらめきを発信していく。

【岡村繁雄】