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SDGs

傷んだ硬式野球ボールを再生する「エコボール」
障がいのある方々の社会参加と自立を目指し就労を支援

一般社団法人瑞穂パラスポーツエイド/活動エリア:瑞穂町

瑞穂パラスポーツエイド(瑞穂町箱根ヶ崎)は障がいのある方々の就労の場として、傷んだ硬式野球ボールを再生し、戻す「エコボール」の事業で注目を集めている。
代表の白石法博さんは同町体育協会との関係から、「地域の障がいのある方々にもスポーツの機会を」と週末、バトミントンやボッチャなどを行う「パラスポーツクラブ」を設立。
障がいのある方々のさらなる社会参加、社会的自立を目指し令和2年4月から、同法人を本格始動した。現在は、就労支援事業の他、障がいや発達に特性のあるお子様を対象としている、放課後等デイサービス「らんぱす」の事業なども行っている。
 白石代表の子どもが野球やっていたことや、事業部で社会福祉士・児童発達支援管理責任者の伊藤千春さんの父がシニアチームのコーチをしているなどの関係もあり、「傷んだ野球ボールの再生をできないか」との相談が入った。専用の治具や縫い糸、張替え用抜き革などを用意し、修繕する再生作業を行った所、口コミで噂が広がり、都心部や関東の高校や社会人野球チームなどからも依頼が増加していった。現在は約20チームから、月200〜300個の再生依頼を受け付け、その他にも刺繡を施した記念ボールなどの制作も手掛ける。

 

 今後はプリント加工などの事業立ち上げも目指す。伊藤さんは「らんぱすに通っている子どもたちもやがて大きくなる。社会自立できるための仕事を、今後も積極的に増やしていきたい」と意気込みを語る。就労体験は随時受け付けている。

 

 

 

問い合わせは同法人(電話042-513-8123)まで。

 

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