秋の行楽ピークを迎えた11月5日、川苔山登山口の細倉橋にて、関係者らによる遭難事故防止の合同活動が行われた。メンバーは青梅警察署山岳救助隊、奥多摩消防署山岳救助隊、東京都山岳連盟救助隊、東京都レンジャーら18名。遭難事故予防が書かれた「奥多摩の山を楽しむための十カ条」のパンフレットを配布し、安全登山の声かけを行った。家族づれや若者の姿も多く、延べ150人のハイカーが紅葉の始まった川苔山を目指した。呼びかけ団体の東京都山岳連盟救助隊副隊長加藤秀夫さん(76)は「山は非日常の世界。レジャーの中にも、サバイバルの意識が必要であることを認識して山歩きを楽しんでほしい」と話した。