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「地域と一緒にSDGsを考える」

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地域交流促進を目指し「五高フェス」開催

都立五日市高等学校

地域から集まったキッチンカーが並んだ

都立五日市高等学校で11月19日、「地域と一緒にSDGs(防災、もったいない)を考える」をテーマに「五高フェス」が催された。

昨年より地元地域との交流を図るため、初めて「ボルダリング地域交流会」を実施。今年度はそれを引き継ぎ、今年6月、同校アウトドアコースとマネジメントコースの3年生を中心に、五日市と日の出町で飲食業や不動産業、デザイン業など街づくりに取り組む事業者に声をかけ「大人会議」を開き、「自分たち高校生が地域に対して何ができるか」について、大人からの意見やアドバイスを受けるなど、1学期から五高フェスの企画内容を練り上げてきた。

秋晴れとなったフェス当日、400人以上が来場。防災アウトドアの展示、竹灯りの制作体験や販売、炭焼き販売、コットンボール制作キット販売、火おこし体験コーナーや、地元事業者らに呼びかけキッチンカーを並べた。各ブースとも賑わいを見せ、地域住民と学生らの新しい交流の場となった。

久保田聡校長は「初開催で心配ではあったが、ボルダリングの体験をはじめ様々な体験や発表、生徒の提案が実現のものとなったキッチンカー出店などにより、楽しむ声、笑い声などがあふれ、地域の大勢の皆さんに楽しんでもらえたのではないか。来年に向けて内容を練り、この取組を更に地域の方に知ってもらえるよう広めていきたい」と来年への意気込みを語った。

同校普通科は、2年生から基礎基本の定着に重点を置きつつ自己の進路実現に向けて大学への進学等を目指す「アドバンスコース」、地域の特徴等を生かしたアイデアを出し合い商品化・販売について学び起業等を目指す「マネジメントコース」、豊かな環境を生かしアウトドア関連の知識・技能を身に付けた上で指導者等を目指す「アウトドアコース」に分かれ、先進的な取り組みが注目されている。学内のESS国際交流部は今年2月、「全国高校生プレゼンテーションコンテスト」で、日本特有の「もったいない」の精神に着目したMOTTAINAI音楽プロジェクトの発表で最優秀賞を受賞している。

生徒の手による体験コーナー

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