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「天然藍染御朱印帖」取り扱いはじまる

季節

要となる奉書紙で「甲州和紙」を使用

青梅七福神

青梅七福神の7つの寺で2023年元日から「天然藍染御朱印帖」の取り扱いがはじまる。

青梅七福神は1980(昭和55)年元日にはじまり、青梅駅を中心に徒歩でも1日で参拝できる景観の良い古刹(こさつ)によって構成されている。「青梅を知るきっかけ、訪れるきっかけになれば」と、毎年の新春初詣と夏のシーズンに取り扱いをするオリジナルの「藍染御朱印帖」が制作されている。

今回はこれまでの仕様を見直し、御朱印帖の要となる「奉書紙」を、2021年に新たに生まれた山梨県市川三郷町の「甲州和紙」ブランドを採用。甲斐(山梨県)の和紙は、記述によればは「正倉院文庫」に見られ、奈良時代末の宝亀四年(773年)の記録に、全国の紙の産地として甲斐の名が記され、平安時代の延長5年(927年)に完成した延喜式でも、甲斐の名前が記されている。長年にわたり改良が重ねられ武田氏時代、武田家の御用紙として用いられ、「美人の素肌のように美しい」という例えで評され「肌吉(はだよし)」とも呼ばれていた。2021年より、市川大門・西嶋を含む和紙ブランドの総称として、新たに「甲州和紙」という名称を掲げている。

藍染生地は、これまで同様、天然藍灰汁発酵建を行う青梅市内の藍染工房「壺草苑」が手掛け、今年限定の新しい染柄を取り入れ、「天然藍染御朱印帖」が完成した。天然藍染御朱印帖は、2023年元旦より青梅七福神の各寺で取り扱いを開始する。

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