まんまる亭の惣菜170 円
塩分控えめ〝おふくろの味〟
かすみ直売センターで販売
JA西東京かすみ直売センター(青梅市新町、☎0428‐31‐1115)は、新鮮な旬の地元野菜が人気。開店前から行列ができ、午前中に売り切れになるものも多い。
ここ数年は地元の食材を使ったケーキやパンなどの加工品も増え、利用者に喜ばれている。3月下旬からお目見えした手づくり惣菜コーナーも食卓にもう一、二品添えるのに便利と利用者を増やしている。
コーナーを預かっているのはまんまる亭( 橋本浩行さん、☎0 4 28 ‐3 1 ‐8243)。地元食材を多く使用し、添加物を加えずに手作りしたおにぎり、弁当、揚げ物、煮物などを売っている。素朴でおいしい塩分控えめの〝おふくろの味〞だ。パックは程よいサイズで、1人世帯や少人数世帯にも好評。何よりほとんどが170円(税込)と買い得だ。
旬のタケノコの煮物、ひじき煮、卯の花、根菜煮などの惣菜に混じって女性客が思わず手を伸ばすのが「さつま芋ブリュレ」。焼き芋をお洒落にドレスアップした感じのスイーツだ。
まんまる亭は橋本さんと妻の綾さんが営む。ゴボウやニンジンなどを手切りする野菜加工の仕事の傍ら、10 数年前に定食屋を開業。経営も安定してきた矢先、コロナ禍の逆風に煽られた。昨年、事業再生の補助金を受け、テイクアウトの店に転業。店売りするほか、地元の大きな八百屋やかすみ直売センターなどで販売する。
最近ではチーズケーキ、シフォンケーキ、マドレーヌなどのスイーツに力を入れ、手ごろな価格で味わえると、リピーターを増やしている。
橋本さんは「今後も野菜加工の仕事をベースに弁当、惣菜、手ごろに味わえるデザートなどの種類を増やしていきたい」と話す。 直売センターの営業は8 時30分〜16時30分。午前中に売り切れになることも多いので、買物は早めがお勧め。