新組合長に松永重徳氏 前野﨑氏は東京中央会長に
3JA 経営指標そろって順調
西多摩の3JAが6月下旬、通常総代会を開催した。総会では、2022年度の事業報告、23年度の事業計画などの議案を承認。いずれのJAも期末の貯金残高、貸出金、自己資本比率など経営指標が順調であることが報告された。
JA西東京第22回通常総代会
J A 西東京(本店・青梅市野上町)は6月27日、第22回通常総代会を霞共益会館で開いた。総代418人(議決権行使書など含む)が出席した。来賓で師岡公伸奥多摩町長らが顔を出した。
野﨑啓太郎組合長は「23年度はJA西東京の様々な行事などの開催、実施を進めていくことで、コロナ禍前の日常を取り戻すだけでなく、経営基盤を強化し、食と農を大切に、地域を支えながら、皆さまに必要とされるJA西東京として、その期待に応えられるよう役職員一丸で事業運営に取り組んでいく」と力強く述べた。
任期満了に伴う役員改選があり、総代会後の理事会で、野﨑啓太郎氏(67)が代表理事組合長を退任し、新たに松永重徳氏(68)=が就任した。任期は26年の総代会まで。野﨑氏はJA東京中央会会長に就いた。
期末の貯金残高は2551億円で前年度から115億円増加。貸出金も387億円と27億円の増加で目標を達成した。自己資本比率は19・45%だった。
相互扶助の精神を大切に
JAにしたま第35回通常総代会
J A にしたま( 本店・羽村市羽東)の第35回通常総代会が6月26日、瑞穂ビューパークスカイホールで開かれた。総代383人(議決権行使書など含む)が出席した。来賓で杉浦裕之瑞穂町長らが駆け付けた。
森田組合長は「私自身の目標の1つとして風通しの良い職場風土を目指してきた。組合員の皆さんに職員の成長を手助け頂くなど、これからも相互扶助の精神を大切にしていきたい」とあいさつした。
期末の貯金残高は1768 億円で前年度から12・5 億円増加。貸出金も288億円で5・7億円増加した。自己資本比率は16・91%だった。
地域になくてはならない存在目指す
JAあきがわ第36回通常総代会
JAあきがわ(本店・あきる野市秋川)の第36回通常総代会が6月23日、秋川キララホールで開かれた。総代424人(議決権行使書など含む)が出席した。来賓で中嶋博幸あきる野市長、田村みさ子日の出町長、吉本昂二檜原村長らがそろった。
坂本組合長は「コロナ禍を越え組織活動も徐々に再開でき、組合員の支援に感謝したい。地域になくてはならない存在を今後も目指したい」とあいさつした。
期末の貯金残高は1557億円、貸出金は336億円だった。経営の健全化を表す自己資本比率は20・72%と高く、極めて安定したものとなった。