広がるランドセルコンサート
師走のひと時 心豊かな時間
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所長にランドセルが手渡された
援助を必要とする家庭にランドセルを贈ろうと国立ランドセル・コンサート2023が12月13日、旧国立駅舎広間であった。地域の音楽仲間でつくるクニバン(KUNITACHI BAND)や音楽家10人が出演し、演奏を披露。100人を超す人が師走のひと時に心豊かな時間を過ごした。
コンサートは羽村市に本社がある航空シートや鉄道シート、車載向け縫製事業を展開するオオワダの会長、大和田龍之介さんが2017年から国立市の自宅で開催してきた。より多くの人に楽しんでもらおうと今年から同駅舎広間に会場を移した。
クニバン、国立音大卒業生ら出演
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ジャズナンバー4曲を披露したクニバン
1部は、バンドマスターで、チェロの大和田さん、サックスの津賀弘人さん、ピアノの冨田芳正さん、ドラムの岡本光正さんによるクニバンの演奏で幕開け。「愚かなり我が心」「枯葉」「ディア・オールド・ストックホルム」などジャズナンバー4曲を披露。観客はジャズの奥深い世界を堪能した。
2部はピアノの望月頌子さん、井手ゆりのさん、サックスの大森麻戸佳さん、ヴァイオリンの白壁美緒さん、スレイベルの小沢はるかさんの国立音大出身の音楽家による演奏。「小さな世界」「そりすべり」などを奏で、繊細で強弱のある音色が会場を満たした。3部はMochten quartettのクリスマスメドレーで存分にクリスマス気分に浸った。
幕間に鑑賞者らの寄付を基に購入したランドセルの贈呈式が行われ、大和田さんから同市子ども家庭支援センターの深谷夏人所長にランドセルが手渡された。併せて大和田さんと親交が深い羽村市の田村実さんがたくさんの鉛筆を寄贈した。
大和田さんは「8回目となり会場を公共の場に移した。皆さんの協力で開催できるもので、輪の広がりに手ごたえを感じている」と感謝を述べた。
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国立音大卒業生の演奏
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Mochten Quartett がラストを飾る