梅ヶ谷トンネル 3月16日開通
日の出町大久野と青梅市梅郷結ぶ
都道238号大久野青梅線のうち、日の出町大久野肝要と青梅市梅郷1丁目を結ぶ梅ヶ谷トンネルを含む1.5キロ区間が3月16日に開通する=図。当日は式典などを行い、15時に開放する。
梅ヶ谷トンネルの開通で、日の出〜青梅間のアクセス時間短縮が見込めるほか、肝要周辺地域に通じる道路がこれまでは184号奥多摩あきる野線に限られていたが、青梅方向からのアクセスも可能になり、防災面での向上も図られる。
地元には御岳山や日の出山の登山客らでにぎわう「生涯青春の湯・つるつる温泉」もあり、青梅市の梅郷、御岳地区などの観光地とも近くなることから観光の活性化にも期待が膨らんでいる。
同トンネルは全長1333メートル、道路幅員が7メートル(2車線)、歩道幅員が2.5メートル。総工費は約102億円に上る。
計画時から無駄な公共事業との指摘もあったが、2019年の台風19号で平井川が増水。川沿いを通る184号奥多摩あきる野線が寸断され、上流地域が孤立化したことで、事業の重要性が高まった。