青梅初のクラフトビール誕生 武藤治作酒店 製造に乗り出す
地域活性化に新たな特産
青梅初のクラフトビール誕生を応援する「VEPAR(ベイパール)を応援する会」が4月27日、S&Dたまぐーセンターで開催された。市民ら130人が青梅で初めて仕込まれたビールを味わった。
製造に乗り出したのは「武藤治作酒店」(青梅市木野下)。店主の武藤一由さんは6年前に青梅駅近くの商店街にクラフトビールバー「青梅麦酒」を開店。奥多摩町の「VERTERE(バテレ)」や福生市の「石川酒造」などのクラフトビールを扱うほか、「VERTERE」に醸造を依頼したオリジナル地ビール「VEPAR」を提供してきた。
今回は自家醸造で青梅初のクラフトビール製造に挑戦。国の事業再構築補助金を活用し、店の一角に醸造場を整備。ビール製造免許を取得し、3月から仕込み作業に取り組んできた。
当日の応援する会では3月から仕込んできた1作、2作、3作のビールが用意され、飲み比べて、フルーティーな香り、苦味、キレなどの違いを感じてもらった。新生「VEPAR」は500mlのペットボトル入りで5月中旬から売り出す。
年間生産量は7000リットルを見込む。武藤さんは「納得したビールをつくり、皆さんに喜んでもらいたい」と胸を膨らませている。