三田さん新曲「悠久の故郷」　ミュージックビデオで明星大生と共演

公開されたミュージックビデオ

あきる野市の歌手、三田りょうさん（テイチク）の新曲「悠久の故郷」が6月19日、発売される。美しく愛すべき祖国、日本を称える詞と格調高い吹奏楽の演奏が心の琴線をふるわす一曲になった。

〽悠久の　日出づる国　風は渡り　花は咲き　夢の高みに　誘う小鳥　千の川　万の川麗しき　わが島を　永久に包まん　生命のように・・・・

作詞は2013年発売の「風の旅人」、21年発売の「天山遥かに」を手掛けながら22年に他界した作詞家の坂口照幸さんが〝日出ずる国日本〞を題材に書き下ろし、作曲家の桜庭信幸さんが、奥行きが広がる曲を付けた。

日本を敬い、慈しみ、称える詞に壮大なメロディとアレンジが一体となった楽曲で、吹奏楽の響きと朗々と歌い上げる三田さんの歌唱が光る。

公開されたミュージックビデオは明星学苑（府中市）で撮影され、明星大学吹奏楽部が出演。明星学苑総合音楽監督で、羽村一中吹奏楽部を10度、全国大会に導いた玉寄勝治さんが橋渡しした。学生たちの輝く表情が印象的。

三田さんは「金管・木管楽器を中心にしたアレンジで、吹奏楽の響きが心地良い楽曲になった。西多摩には素晴らしい吹奏楽団や吹奏楽部があるので共演できればうれしい」と話す。

「悠久の故郷」のほか、「気がつけばそこに友がいる」と「多摩の四季」を収録。「多摩の四季」は三田さんと親交があった青梅市の画家、宇佐美江中さんが詞をしたためた。