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農業

あきる野の園芸店「マルセン」、観賞用のハスをおけで販売

あきる野の園芸店「マルセン」(あきる野市雨間)が今年も、観賞用のハスをおけで販売している。

毎年梅雨の時季、ハスを求める人でにぎわう同店。花は6月ぐらいから3カ月余り楽しめるという。

凛とした姿が魅力のハス。扱う品種は白い「真如蓮」、古代ハスの「大賀蓮」、「黄陽蓮」など10種類ほど。おけで販売するハスは1株〜2株が植わったもので、底に大粒、中粒の赤玉を入れる。順に、鶏ふん、腐葉土、荒木田土、レンコン、荒木田土、小粒の赤玉を重ね、水を張っている。

おけの中にはサービスでメダカとメダカが卵を産み付けるホテイソウも入れ、ハスの下を泳ぐメダカも見られるようにした。荒木田土、小粒の赤玉は水をきれいにし、泳ぐメダカはボウフラよけになるという。

真島利明店長は「水を張っておけば冬越しも簡単。次の年も花が楽しめる」と話す。

価格は5000円。大桶の2万円もある。営業時間は9時〜18時。問い合わせは042-558-0216まで。

おけで販売するハスは1-2株が植わる

おけで販売するハスは1-2株が植わる

トウモロコシ 日を追って出荷増

間もなく旬 種類豊富

あきる野市の特産品「秋川とうもろこし」が地元の農産物直売所に並び出した。JAあきがわ「秋川ファーマーズセンター」(あきる野市二宮、042-559-1600)の売場には収穫したてのトウモロコシが日を追って増えている。

同市を横断する五日市街道沿いに広がるグリーンベルトは一面のトウモロコシ畑。畑と露店売りが道端に並ぶ風景から別名「トウモロコシ街道」と呼ばれてきた。今は同センターが中心となり、露店は少なくなっている。

収穫は早いものが5月下旬にはじまり、6月、7月に旬を迎える。品種は人気のゴールドラッシュをはじめミエルコーン、ミルキースーツ、ピュアホワイトなど増加傾向にある。

同街道沿いにある同センターには、旬になればJAあきがわスイートコーン部会の会員らが出荷した新鮮なトウモロコシが開店前には山のように並ぶ。

同部会会員で就農4年目の田中圭吾さんは恵スターや雪の妖精などを生産し、6月8日から出荷を始めた。シイタケやダイコンなども栽培している。「天候に左右させる辛さはあるが、自分のペースで仕事に打ち込めるのが農業の魅力」と話す。

トウモロコシの収穫は間もなく旬を迎え、9月まで楽しめる。

売場には新鮮なトウモロコシが並ぶ

売場には新鮮なトウモロコシが並ぶ

あきる野の特産を使った「のらぼう菜のお味噌汁」 JAあきがわが発売

JAあきがわ(あきる野市秋川3)が6月1日、即席みそ汁「のらぼう菜のお味噌汁」の2024年製造分の販売を開始した。

兵庫県の食品工場に製造委託し、フリーズドライ製法で仕上げた同商品。大きめにカットしたのらぼう菜と油揚げがたくさん入ったみそ汁だ。2年前の発売以来、「のらぼう菜の風味がいい」と喜ばれている。商品袋の文字は坂本勇組合長が筆を握った。

のらぼう菜はアブラナ科の葉物野菜で、おひたしや炒め物などさまざまな調理法で食べられる。春の時季しか収穫できないことから、「通年で楽しめるものが欲しい」という声に応え、JA職員らが開発に取り組み完成させた。

4月に収穫し、食品工場に搬入。風味を損なわないように米みそと麦みそのブレンドを使っている。

今年は2万食が売り出された(日の出経済センター「ぐりむ」)

今年は2万食が売り出された(日の出経済センター「ぐりむ」)

同JA地域振興課長の内倉浩支さんは「のらぼう菜を手軽に楽しめる商品。今年は2万食を製造した。この時季、毎日飲んでもらえるよう7個入りで販売している。地元の土産品に使う人もいる」と話す。

価格は7個入り840円。秋川ファーマーズセンター、五日市ファーマーズセンター「あいな」、日の出経済センター「ぐりむ」などで扱う。

 

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