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さあ、森へ飛び出そう! ~自然が育む子どもの力~

コラム

国際宇宙ステーション(きぼう)で、子どもの意欲の根っこを育む

12月初め、三日月と金星が近くに並んでいた日の夕方の事です。国際宇宙ステーションを初めて自分の目で見ました。しっかりとした明るさ、大きさ、スピードで、なかなか消えない長さでした。

1日目は、私の家の真上を通過し、翌日は真上よりやや北。調べると仙台上空との事。1日置いて翌々日、今度は真上よりやや西を通過。この日は大阪上空との事。 3日間観察し、公開されている飛行ルートと実際の見え方の繋がりが分かりました。 これからも見られるチャンスはあります。ネットには、その情報が公開されていますので予定時刻の2分ぐらい前に空を見上げてください。

ちなみに、見えるのは夕方か早朝(未明)です。きぼうを見ようで検索して下さいね。双眼鏡があると、かなりリアルに見ることも出来ますが、肉眼でもはっきり分かります。1度見て面白いと思ったら、お友達にも紹介し、複数人で見上げてみては如何でしょうか?

また、これを子育てのアイテムの1つとしては如何でしょうか?年齢にもよりますが子どもと夜空を楽しむには、良い教材だと思います。その理由は、外にいる時間が短いのであまり辛くないこと。意外と大きいこと。はっきりわかること。一度見つければ見えている時間が長いこと。ついでにいえば飛行機や星などを見る機会にもなりますね。

子どもたちには、意欲的な人になって欲しいと私は思っています。意欲は、促成栽培できません。しっかりした根っこが必要です。「自分で見つけたという喜び」は、子どもの意欲を伸ばす為の、立派な根っこのひとつになると思っています。

他人から教えてもらうと感激が薄くなるのが人の性。夢中になれる子どもを育てるには、子ども(中学生でも)が「遊び」に夢中になっている時間を出来るだけ沢山保証してあげること。出来れば多摩の自然の中で、と思っている私です。

コラム執筆者

橋本勉

長年、教育現場に立ち、時代と共に変わる子どもたちを見てきました。日本の子どもたち体の中に意欲の根っこを培養することが、とても大切だと思う元教員です。

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