マリンバから幅広いリズムを結ぶ演奏家へ あきる野市 打楽器奏者 後藤彩さん
マリンバはいつから始めたのですか?
「4 歳からです。母が音楽鑑賞教室でマリンバに感動して「習わせたい」と思い、指導者を探したら、武蔵五日市で個人レッスンをしている音楽家がいて、青梅の自宅から通っていました。
子供用のマリンバはあるのですか?
大人と同じなので、最初は足元に「台」を置いて、登って叩いていました。ほどなくピアノも始めたので演奏歴はとても長いんです。
国立音楽大学を卒業されるまで、ずっと打楽器ですか?
国立音楽大学には附属中学から入りました。当時は「打楽器科」が無かったのでピアノ科です。マリンバはレッスンを続けていて、発表会なども学校とは別に個人で出ていましたね。ピアノはあまり好みではないんです。じっとして弾かないといけないでしょう?私は身体を使って表現するのが好きだったみたいです。
音楽一辺倒というわけでもなかった?
はい。走るのが大好きで、音楽大学附属なのに「陸上部」作ったりしていました(笑)。
打楽器にはリズム感が問われますよね?
私は基礎練習を何度も何回も重ねて重ねて、あるとき「あ!こういう感覚が自然なリズムなんだ!」と身体に入ってきたみたいな瞬間がありましたね。それから打楽器全般が楽しくなって、今はいろんなスタイルも組んでいます。
ライブや指導にもお忙しいと聞きます。
演奏スタイルとしては「マリンバソロ」と「ピアノとマリンバのユニット〝マーブル〞」「歌とピアノとパーカッションのグループ〝つむぎ音つむぎ結〞」スウィングジャズバンドのドラマーと、ブラスバンドの指導にも呼んでいただいたりしています。どれも大切な活動で、仲間も皆ママさんが多くて、「今できることを」という積極的な意識で取り組んでいます。マリンバのソロ演奏も好きなのですが、アンサンブルが楽しいですね。
そういうチャンスはどこから得るのですか?
仲間からの紹介や、演奏した機会でお声がけをいただいたり、人のつながりが大きいです。やはり人前で演奏できるのが一番楽しいし、影響が大きいので、ショッピングセンターなど、もっと沢山の場所で生演奏を届けていきたいですね。ぜひお声がけください。
スウィングジャズバンドではドラムソロが有名とか?
昭島の「フォレストレディース・スウィングオーケストラ」ですね。応募した13年前、実はドラム経験が、全く無かったのですが、今思うと破天荒でしたね(笑)
お二人の子育てと、ご主人を支えながらも自身の音楽活動を積極的に継続されている後藤彩さん、演奏家としても更に拡がりを大きくされていくことと思います。お名前、憶えておいてくださいね。
執筆協力:六絃レンズ
インスタグラム「aya.goto0708」でも
活動の様子が見られます
フォレストレディース・スウィングオーケストラ定期演奏会
2025年2月15日(土) 立川リスルホール 13:00