子どもたちの「暮らし」に寄り添う

「長時間の保育は、子どもの発達にどんな影響を与えるのか」。そんな問いを耳にすることがある。朝7時から夜8時まで園で過ごす2歳のR君。彼にとって保育園とはどんな場所なのか、改めて考えてみた。
生後4カ月から入所したR君。朝食は持参した弁当を園で食べ、昼も、時には夕食も園で摂(と)ることがある。生活の拠点が園にある彼にとって、ここは単なる「預け先」ではなく、かけがえのない「暮らしの場」そのものだ。だとしたら、私たち保育者は単なる「預かり手」ではなく、「彼の暮らしの一部」でなければならない――。そう自らに言い聞かせてきた。
ある日のこと。19時半のお迎えを待つR君は、19時におにぎりとみそ汁の夕食を済ませた。すると、ふと彼が口にした。
「ねんねしよ」その言葉を聞いた瞬間、胸が熱くなった。園で食べて寝るという流れが、家庭と同じように自然な「生活」として根付いている。私たちは、この子にとっての家族とはまた違う、けれど確かな「暮らしの一部」になれているのかもしれない。
その一言に、私たちは大きな安心と、保育者としての喜びを感じた。
■どろんこの森 開所時間=7時〜20時(19時以降は延長保育)、休園日=なし、対象=青梅市・近隣市町村在住の0歳〜5歳
☎0428-27-3664
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