地震と自動車保険
令和8年熊本地震の影響で被災された皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。今回は再度となりますが、自動車保険の地震による事故の補償についてのお話です。
自動車保険では原則的に、対人・対物・人身傷害・車両保険の基本補償において、地震・噴火・津波を原因とする事故は免責(補償対象外)となっており、おケガも車の損害も補償されません。特約で、地震・噴火・津波全損時一時金特約というものがあり、こちらを付帯していただくと、車の損害に対してのみですが、一時金が支払われる可能性があります。ただし、いくつか注意点があります。
まず、車両保険の特約のため、車両保険の付帯がない車への付帯は出来ません。また、お支払いの要件も、通常の「全損」より厳しいものとなっています。地震による火災で全焼した、フレームや原動機(エンジン)などの主要部分に修復不可能な著しい損傷を受けた、津波や洪水により運転席の座面を超えて浸水した、津波で流された、土砂崩れで埋まって車が見つからない等です。修復可能な傷・へこみ等で修理費用が時価額を超える場合の「全損」では補償されません。一時金の額は保険会社によって異なりますが、最高で50万円(時価額が下回る場合はその時価額)が一般的です。
日本は地震大国です。世界で発生しているマグニチュード6以上の地震の約2割が日本周辺で発生しているといわれています。まずはご自身の加入されている自動車保険に地震・噴火・津波全損時一時金特約が付帯されているのか、また付帯できるのかを確認をしてみましょう。地震で車が全損となった場合、貯蓄だけでは買い替えが難しい、毎日の通勤や買い物の際、車がないと絶対に困る、土砂崩れのリスクが高い地域に住んでいる、といった方は特約の付帯を検討してみてはいかがでしょうか。

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