紀元前3000年前から食されていたと記録される
おでん、大根おろし、味噌汁の具、たくあんと日本の家庭料理に欠かすことのできないダイコン。これからの季節、西多摩の土の下でギュッと甘みをためた採れたてのダイコンが数多く並び始める。
日本原産の野菜と思われがちだが紀元前3000年頃、ピラミッド建設の従事者たちが食していたという記録も残るほど、古くから世界で愛されてきた。大陸を渡り日本にも伝わると、七草粥にも葉である「すずしろ」が入るなど、日本の食生活にも溶け込んできた。
見た目は張りとツヤがあり表面が滑らかなもの、ずっしりと重たいものは水分を多く含む。葉が付いている場合は鮮やかな緑で、ピンと元気なものを選ぶのがお勧め。
水分を多く含むが、イソチオシアネートや消火酵素、ビタミン Cなどの栄養素を含み、昔から身体によい食材としても知られるダイコン。寒くなるこれからの季節、色々な調理で楽しんでみてほしい。
JA西東京かすみ直売センター
青梅市新町 2-28-19
☎0428-31-1115
営業時間:8:30~16:30
年中無休(正月等を除く)
※お求めの際は、事前にご確認を
地元野菜で作るおいしぃ~い一品コーナー
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大根のはちみつ漬け
〈材料〉
- 大根 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・1/4個(160gほど)
- はちみつ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・140g~150g
①大根を皮つきのまま、3ミリのいちょう切りにし、キッチンペーパーで水気を拭き取る
②保存瓶に大根を入れ、はちみつを加える。瓶を振って全体にはちみつを馴染ませ、一晩置く。
③大根の水分が抜け、はちみつが水っぽくなっていたら、大根を抜く。はちみつのエキスは、喉が痛いときや空咳が出るときなどに、おちょこ一杯程飲むと効果的です。
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大根のはちみつ漬け佃煮
〈材料〉
- 大根のはちみつ漬けで取り出した大根全て
- 昆布 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 10センチ×10センチ程
- 水 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・100cc
○米酢 ・ ・ ・ ・ ・大さじ1/2
○酒 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 大さじ1
○みりん ・ ・ ・ ・ 大さじ2
○醤油 ・ ・ ・ ・ ・大さじ2
①鍋に水を入れ、昆布を食べやすい大きさに切り、30分ほど浸けておく。
②1に○の調味料を入れ火にかけ、煮たったら大根を加え、汁気がなくなるまで煮詰める。