7月26日と28日に貸し切りバスの旅「北秋川渓谷の自然、歴史めぐり」を開催した。昨年に続いての開催。東京都を代表する滝「払沢の滝」、名勝神戸岩、最後の檜原城主平山氏重終焉の地「千足」、橘高安と為定王子伝説の地「小岩」、檜原村最古の寺「宝蔵寺」など北秋川渓谷の自然と歴史を巡った。
昨年、モノレールの運行中止で見合わせた重要文化財小林家住宅も、今回はコースに含まれ、昨年に続いて連続参加の方も少なくなかった。また、本年は旧藤倉小学校の中も見学することができ、参加者は、昔の校舎の雰囲気に懐かしさを感じていた。
西多摩と周辺の自然と歴史を巡る旅
貸切バスの旅 北秋川渓谷の自然、歴史めぐり(檜原村)
定番散策コース
昨年実施し好評であったコース。子雲海は、新ルートで運用再開したモノレールで重要文化財小林家住宅に登り、お昼は景色を見ながら縁側でのお弁当です。
檜原村は歴史ロマンの地。大和朝廷が東国に送り込んだ渡来人が住み着き、橘髙安・為定王子伝説が残る。また戦国時代の檜原城落城や武田松姫の悲話も伝わる。
・(重要文化財)小林家住宅 村内最古の民家とされる江戸中期の建物。炭焼きを生業とした暮らしぶりが偲ばれる。
・8人乗りのモノレールで。最大傾斜43度。
・旧藤倉小学校 檜原にはかつて8つの小学校と3つの中学校があった。1小中学校に統合された今、旧校舎がいくつか残る
・春日神社 戦国時代、奈良から落ち延びてきた小泉一族の創建といわれる
・貴布禰神社 戦国時代末期、甲斐武田氏の落人、大野元信が創祀
・八坂神社からの里の眺め 八坂神社は橘高安が京都の八坂神社から勧請したとされる
・宝蔵寺 檜原最古の寺。鎌倉初期に平山季重が創建。
・春日神社 かつては大岳神社(大岳山山頂下、伝橘高安創建)の末社であったといわれる
・徳泉寺 室町後期の創建といわれる
・神戸岩 檜原を象徴する名勝
・郷土資料館 史料館敷地はかつての共励小学校跡 伝平山氏重甲冑 伝松姫手鏡
・不動の滝
・伝平山氏重墓 かつて長泉寺という名の寺があった。平山氏重墓と伝わる五輪塔があり、氏重のものと伝わる甲冑もここから出土
・御霊檜原神社 平山氏重(最後の檜原城主)、氏久親子の霊を祀った神社と伝わる
・茅倉の滝
・春日神社 平安末期~鎌倉時代に檜原城の鬼門除けとして創建されたと伝わる
・吉祥寺一伝平山氏石碑 寺城は檜原城主の居館跡と言われる
・旧檜原郵便局舎 昭和4年の郵便局開設当初の建物
・払沢の滝 東京を代表する名滝。高さは60m
・払沢の滝への遊歩道 清涼感あふれる魅力ある道
小林家住宅モノレール
檜原村教育委員会が運行。定員8名。定休日:毎週火曜日(休祝日の場合は翌日)。運行時間:9時~14時(冬期間は13時迄)。お申込み:小林家住宅管理棟090-5543-0750。空きがあれば当日連絡で利用可能ですが、事前予約がお勧め。車5台の駐車場あり。藤倉バス停からは徒歩約20分。詳細は檜原村のホームページ参照方