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キルギス映画鑑賞で友好深める

羽村市キルギス親善友好団 8 月25 日ツアーも

 羽村市とキルギス共和国との親善活動を行う同市キルギス親善友好団(小宮國暉代表幹事)は6月30日、同市ゆとろぎ小ホールでキルギス映画鑑賞会を開いた。80人ほどの市民が参加した。

同市は東京2020オリンピックでキルギス男子柔道チームのホストタウンとなり、国際交流を深める様々な事業に取り組んできた。当時の並木心市長らが尽力する市の取り組みを民間レベルで支えてきたのが同親善友好団で、キルギスが舞台となった「風の旅人」を歌い、同市・キルギス友好親善ボランティア大使を務める三田りょうさんと協力し、これまでキルギスへのツアーや友好の集いを開催。絆を深めてきた。

映画は「山嶺の女王 クルマンジャン」。19世紀、中央アジアでキルギス人の誇りを貫いた高地民族の女王クルマンジャン・ダトカの生涯を、壮大なシルクロードの大自然を舞台に描いた歴史ドラマ。2014年に製作された初のキルギス映画で、15年の福岡国際映画祭で上映され、高い評価を受けた。2時間を超す大作だが、多くの参加者が美しい画面で描かれる平和の叙事詩を堪能した。

上映に先立ち、並木前市長=写真上左=は「友好が深まり、映画上映が全国に広まり、キルギスが一層近い国になればうれしい」とあいさつ。小宮代表幹事= 同右= や三田さん、アルスタンバエフ駐日キルギス大使らも舞台に立ち、鑑賞会の開催に感謝した。

 同親善友好団は8月25日出発で日本・キルギス国交30周年記念ツアーを計画。参加者を募っている。ロシアのウクライナ侵攻では難しい立場に立たされているキルギスだが、親日国であることに揺るぎはない。また、新型コロナウイルス感染症は国全体で集団免疫を獲得した状態で、パンデミック前の日常にほぼ戻っている。

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