地元・羽村の郷土芸能も
羽村市生涯学習センターゆとろぎ大ホール(羽村市緑ヶ丘、電話042̶570̶0707)で1月6日、伝統文化交流事業inゆとろぎ熊本・岩手復興支援公演「山鹿灯籠・中野七頭舞」が開催される。
「復興支援公演」として、津波や地震・台風などの被災地域である熊本県や岩手県の郷土芸能を招き行われる公演。優美な熊本県の「山鹿灯籠」と、勇壮な岩手の「中野七頭舞」は、いずれも地元高校生による継承活動が活発に行われており、全国高校総合文化祭での入賞や海外公演など豊富な実績を持つ。当日は羽村の祭ばやし保存連合会も出演し、地元・羽村の郷土芸能を披露する。
山鹿灯籠は「第12代景行天皇筑紫路巡幸の折、菊池川一帯に濃霧が立ち込め、進路を阻まれ思案されていた折、山鹿の里人が松明を掲げて、無事天皇御一行をお迎えした」という由来が伝わる。
金灯籠は熟練の技を駆使した灯籠師が、和紙と糊のみで作る精巧な芸術品で、国指定の伝統的工芸品だ。
中野七頭舞は神楽舞の一部で「シットギジシ」を基本とした舞。当時、神楽太夫と呼ばれた工藤喜太郎が創始し、七組で舞い、踊りの種類も七つであることから、七頭舞の意味がうかがわれる。
開演は13時〜。チケットは大人1 5 0 0円、高校生以下500円(全席指定)。ゆとろぎ窓口や、マルフジ青梅・羽村・福生市内6店舗のサービスカウンター、チケット販売サイト「チケ探」などで販売されている。