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福生の新しいお土産品「ふくうむ」の販売開始

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「福生の文化を感じるお菓子を」 焼き菓子と紅茶の専門店「ラトリエサクラ」

焼き菓子と紅茶の専門店「ラトリエサクラ」(福生市東町、電話042̶552̶1112)は12月27日から、福生ブランド・たっけー☆☆印認定商品「福生銘菓 ふくうむ」の発売を開始した。

同店は来年3月で10周年を迎えるフランス料理店「フレンチ サクラ」の1階スペースに今年3月、焼き菓子専門店としてオープンした。店舗に隣接する厨房には世界一とも言われる九州・七洋製作所の焼き釜に、限りなく手で混ぜる状態に近くなると言われるドイツ製の機械などを導入し、日本を代表するパティシエを顧問に迎えた。店内には1つ1つ丁寧に手作りするギフト用の商品が並び、店内やテラスでのイートインでは焼菓子やキッシュなどを盛り合わせたアフタヌーンティーセットが楽しめる。

同店オープン前から、「福生や近隣に住む人たちが、外に持っていくお土産品を」と開発構想を続け、試行錯誤を重ねてきた。完成した「ふくうむ」には、そんなスタッフたちの福生に対する想いと、こだわりが随所に詰まっている。

「昔の福生の、叙情的な魅力を表現したかった」と、見た目は茶色い生地に色鮮やかなドレンチェリーが入った昔の菓子のようだが、カラメルを入れた優しいバター風味と、ブランデーシロップに漬けられた、手間隙をかけたドレンチェリーの味わいが見事なバランスでからみあい、しっとりとした食感と上品な味わいを生み出した。

パッケージやお菓子の色合いにも工夫を凝らした

パッケージには福生を描き続ける画家・栗原一郎さんの米軍ハウスの絵画が描かれ、「福生」という字は、石川酒造当主の石川彌八郎さんに依頼。当時、縁起物として人気を集めた国鉄時代の福生発の切符を模したカードが付き「福生む町のお福分け」と文字が刻まれる。「アメリカンというだけでなく、基地がある町が故に培われた文化、そして叙情的な福生の原風景を感じる土産品にしたかった」と、同店マネージャーの乙訓かな江さんは話す。

ふくうむは8個入りで1080円。営業時間は11時〜19時。水曜定休(2018年1月1日は休み、3日は営業)。

福生ブランドの認定商品とは福生市が、福生の土産物として独自性に富み魅力的な商品を、くるみるふっさ運営委員会が審査し、認定するもので、市内ですでに販売されている商品のみならず、「ふくうむ」の様に申請に合わせて新規に開発した商品も認定を行っている。

「お出かけの際のお土産に、ぜひ」とマネージャーの乙訓さん(=写真右)と同店パティシエ

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