ランチはパンのお替り自由じっくり煮込んだスープと共に
仲良し主婦のおしゃべりお店散歩
あきる野市草花の欧風建物のパン店「ブーランジェリーカフェ ラ・フーガス」。扉を開けると、フランスのカントリー調の店内には香り立つパンがズラリと並ぶ。ざっと50種が随時焼きあがる。パン職人の仁禮正男さん(59)が妻と阿吽の呼吸で切り盛りする ◆
世田谷区にあった人気店をたたんで、2007 年にオープン。都心から離れた自然豊かな場所を条件に同地に移転した。店の奥にはテーブル席、テラスが併設され、平井川が流れる。花の春が過ぎ、今は緑が美しい時期。
「前の道路を気になりながら通っていて、開店数カ月後に初めて訪れました。おいしくて、度々通っています。籠にいろんなパンが入って、お替わり自由のランチはパンに合うじっくり煮込んだスープが絶品。ドリンク、サラダ、デザート付きでとてもリーズナブル。午後のひと時には、甘い香りのパンを焼いてくれて、それを味わいながら至福の時が過ごせます」
「固定観念にとらわれず、自分がおいしいと思うパンを1つ1つ作っていたら種類が増えた。自家製酵母パンもあれば、あんぱん、クリームパンもある」と仁禮さん。
「季節の果物を使ったケーキのようなデニッシュパンも素敵。地元の食材を使ったパンもお勧めです」
春ならノラボウ、夏は秋川トウモロコシのコーンパン。「養沢ヤギ牧場のホエーを使ったホエー食パンも好評」という。
「ドリンクもおいしい。今日はロイヤルミルクティーをいただいていますが、ここのコーヒーも好きです」
豆はオーストリアのユリウス・マインルを使う。「妻と一緒に飲んでみて、おいしいので開店の時から出している」という。店に出しているものはすべて自分たちが納得したもの。「おいしい」と訪れる人たちに支えら瞬く間に15年経った。
「どうしても食べたくなるパンがラ・フーガスさんにはあります。緑が萌えるテラス席でお昼と午後のひと時をどうぞ過ごしてみてください」
営業時間は8時30分〜18時。ランチは11時〜14時30分ラストオーダー。火曜定休。問い合わせは0 4 2(569)6369まで。
■今回の散歩びとは羽村市の田村真理子さん(写真左)と友だちの羽村緑さんです。