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自民党都連会長に井上衆院議員
党内で存在感増す
自民党東京都連は8月5日、都連会長に井上信治衆院議員(54)=東京25区=を充てる人事を決めた。井上衆院議員は麻生派に所属。当選7回で党幹事長代理を務める。これまで党青年局長、万博担当相、環境副大臣などを務めてきた。
都議補選での大敗の責任を取り辞意を表明していた萩生田光一衆院議員(60)の後任。役員選考委員会では幹事長に菅野弘一都議、総務会長に木原誠二衆院議員、政調会長に平将明衆院議員が就任する人事も決めた。任期は2026年6月まで。
井上衆院議員は「自民党、東京都連は大変厳しい状況にある。都民の厳しい声を真摯に受け止め、都民のためのより良い政策を実現するとともに、来年の都議選や参院選、来るべき衆院選にも勝利しなければならない。大勢の党員、都民のご支援、ご協力を頂きながら、私自身がリーダーシップを発揮して全力で頑張っていく」とした。
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井上衆院議員は旧統一教会問題や裏金問題などで逆風が吹く中、報道や政治討論番組への出演など党の顔として存在感を高める。
9月には党総裁選、秋には衆院解散が見込まれる中、麻生副総理と森山官房長官の会食に同席したことが報道され、総裁選での立ち位置が注目される。
一方、衆院選東京25区では維新新人の宮﨑太朗氏が出馬を表明し、れいわの依田花蓮氏が立候補に向け動く。立憲民主、共産などによる野党統一候補の擁立も気になるが、井上衆院議員は厚い保守層の上に8期連続当選を目指す。