新着記事

自動車保険のあれこれ

コラム

第11回 対物賠償とは?

自動車保険(任意保険)の対物賠償責任保険は、契約自動車を運転中の事故などで、他人の財物を損壊、電車等を運行不能にさせたことなどによる、法律上の損害賠償責任額について保険金が支払われます。自賠責保険は、対人賠償の一部のみを補償し、対物賠償の補償は一切ありませんので、任意保険で付帯する必要があります。一回の事故につき保険金額を限度に支払われ、示談・訴訟・和解・調停等に要した費用なども対象です。示談交渉サービスがありますので、事故に関する煩雑な手続きや難しい交渉を保険会社にお任せすることできます。

高価な積荷・お店の修繕や休業損害・電車の運行不能などでは、賠償額が億を上回ったケースもあります。賠償額が明らかに保険金額を上回る場合、また免責金額を下回る場合は、保険会社による事故対応が出来ないため、ご本人で事故対応や示談交渉を行うことになります。保険金額は「無制限」、免責金額は「0円」を選択しましょう。

注意が必要なのは、保険金額が無制限でも、支払われる保険金額は損害を与えた財物の時価額が上限であるということです。相手車の修理費用が車の時価額を超えた場合、その差額について最大50万円程度ですが、お支払いできる特約があります。自動セットされていない場合は必ずセットしましょう。

また、対象は「他人の財物」です。記名被保険者および契約自動車を運転中の方の、父母・配偶者・子や業務に従事中の使用人の財物は対象外ですので、親子の車同士の接触事故などは、対物賠償では補償されません。

対物事故で保険を使用した場合、3等級ダウン事故となります。等級が下がり、事故有係数という割増料率が適用されるため、次の契約の保険料が上がります。ただし、対物の賠償額を本人が全額負担し、対人・車両保険など他の保険を使用されない場合は、ノーカウント事故となり、等級が下がらないケースもあります。

コラム執筆者

株式会社プラネット 保険事業部

株式会社プラネット保険事業部です。自動車保険を中心に、火災保険や傷害保険、生
命保険など個人・法人を問わずご相談をお受けし、今年で24年となります。今の保険
の内容がよくわからない、今は何が必要で、何が不要?など、どうぞお気軽にご相談
ください。たくさんの選択肢の中から、そのお客様にとって「ぴったり」なご提案が
出来るよう、スタッフ一同、日々精進してまいります。

Copyright© 街プレ -東京・西多摩の地域情報サイト- , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.