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クニバン 喜び届け、音楽の裾野・地域の広がり

コラム

執筆協力 編集室システムU okamura.nobuyoshi@gmail.com

ランドセル・コンサートに共鳴の輪

大和田さん(左)から同市子ども家庭支援センターの深谷所長にランドセルが手渡された

大和田さん(左)から同市子ども家庭支援センターの深谷所長にランドセルが手渡された

国立ランドセル・コンサート2024が12月14日、旧国立駅舎広間であった。地域の音楽仲間でつくるクニバン(KUNITACHI BAND)や音大出身の音楽家ら計20人ほどが出演した。200人近い人が師走のひと時に聞き入った。

2017年から開催する同コンサート。ランドセルを贈るという目的が明確で、師弟で出演するなど回を重ねるごとに出演者の裾野が広がっているほか、一昨年から会場を駅舎に移し、昨年は羽村市でも開催するなど繋がりも拡大している。

1部は、バンドマスターでチェロの大和田龍之助さん、サックスの津賀弘人さん、ピアノの武本和大さん、ドラムの岡本光正さんによるクニバンの演奏。「枯葉」「ディア・オールド・ストックホルム」などジャズナンバー5曲を披露。耳に覚えがある名曲に誰もが聞き惚れた=写真左上。

2部はピアノの望月頌子さん、髙橋なつみさん、サックスの大森麻戸佳さん、声楽の金杉瞳子さん、フルートの村上弥穂さんら=写真左下=国立音大出身の音楽家による演奏。「アヴェマリア」などを奏で、駅前をクリスマス色に染めた。

幕間に贈呈式が行われ、観客らの寄付を基に購入した男児用、女児用のランドセルが大和田さんから国立市子ども家庭支援センターの深谷夏人所長に手渡された。併せて大和田さんと親交が深い羽村市の田村実さんが手提げ袋いっぱいの鉛筆を寄贈した。同支援センターからは感謝状が返された。

「喜ぶ人がいて、音楽の裾野が広がり、地域の元気につながるコンサートを今後もがんばりたい」と大和田さんは話した。

コラム執筆者

編集室システムU

西多摩地域を中心とした東京25区管内の政治、行政、経済社会、トピックスなどを配信する「東京25ジャーナル」の編集室。
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