
この紙面は「西多摩 Style Crew 実行委員会」主催、「日本航空学園 日本航空大学校」協力の事業として、学生記者がCSV(共有価値の創造)をテーマに記事をお届けします。
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〝わがまち〞を知る絶好の機会 青梅市、羽村市、あきる野市の産業祭レポ 地域の産業と市民の交流促す
11月上旬、西多摩 Style Crewは青梅市、羽村市、あきる野市の産業祭に行ってきた。地域の産業を市民に知ってもらい、市民・企業・各種団体の交流を促すイベントは、〝わがまち〞を知るうえで、絶好の機会と言えよう。
青梅産業観光まつり 産業を知り、市民が交流

青梅産業観光まつりの会場イベントが11月2日、青梅市役所で行われた。食べ物や移動販売車コーナーには〝青梅のおいしい〞が集結。和菓子、ケーキ、総菜、地域を代表するB級グルメなど多くの店舗が並びにぎわった。地元産新鮮野菜の販売も大いに喜ばれ、青梅の農業をPRした。
展示コーナーでは趣向を凝らした企業による仕事体験やクイズ、暮らしにかかわる無料相談などさまざまなブースが設けられ、参加したり話を聞く来場者の姿が目立った。
また、青梅消防署や青梅警察署による体験型ブースでは白バイ、パトカーの乗車体験、消火体験などが行われ、小さな子どもから大人まで楽しみながら知識を深めた。
日本航空大学校はCA体験とドローンの操縦体験のブースを設置。CA体験では高校生らが憧れの制服を着て記念撮影。笑顔の花を咲かせていた。

進む高齢化は行政の最大の課題になっている。福祉関係の展示では、介護用具の展示や介護職の紹介、介護体験などが行われ、ときおり子どもたちの姿も見られた。
会場の一角には野菜の詰め合わせが特別価格で販売され、数百人の行列ができていた。
会場を回る大勢待利明青梅市長は「このイベントを通して市民の皆さんに青梅の産業について知ってもらい、大いに交流を深めてほしい」と話した。
はむら市民と産業のまつり 150超すブースを楽しむ

はむら市民と産業のまつりが11月1日・2日、S&Dスポーツパーク富士見(富士見公園)で開催された。3つに分かれた会場には150を超すブースが並び、特設ステージでは2日間にわたり音楽やダンス、パフォーマンス、キャラクターショーなどが繰り広げられた。
来場者のお目当ての1つが60を超す模擬店が並んだグルメコーナー。豪快に焼き上げることで人気の羽村市商工会青年部のソース焼きそばをはじめ、唐揚げ、たこ焼き、焼き鳥などに長い列ができていた。

特産品販売コーナーには姉妹都市の北杜市の野菜や米、果物などが並んだ。中でも濃厚な清泉寮のソフトクリームは大人気だった。
紹介PRコーナーではヒノトントンZOO、羽村市観光協会などが羽村の観光をPR。各種団体が、暮らしにまつわる事項について趣向を凝らして伝えていた。
農業展では、「うぉー」と驚きの声が出る野菜の宝船が展示されたほか、新鮮野菜を販売し、工業展ではワークショップや遊び形式の体験型ブースが並び、羽村市の産業の力を示した。
あきる野市産業祭 市内の農業、工業の底力PR

あきる野市産業祭が11月8日・9日、都立秋留台公園で開催された。市内の農業、工業の底力を大いにPRした。農産物の品評会が盛大に行われ、あきる野市らしく木工などのブースが目立った。
品評会は、同時に野菜の直売も実施され、野菜で作った宝船の展示が目を引いた。

飲食コーナーでは、あきる野市認定B級グルメの「だんべぇ汁」やラーメンいつ樹の「ブラックソース焼きそば」などを求めて多くの人が列を作った。
展示販売コーナーでは、木製のスピーカーや食器などの木工品、工芸品が並んだほか、建設組合による丸太切り体験、雑貨や家具の展示販売などが行われた。このほか、姉妹都市の栗原市や大島町のPRコーナー、献血などのブースも設けられた。
会場中央の特設ステージでは、吹奏楽やよさこい、新体操などのパフォーマンスが行われたほか、ご長寿犬やポスターコンクール、農産物品評会の表彰式が行われ、両日とも多くの人でにぎわった。
取材を終えて

自宅周辺でも、普段通らない道の景色は意外と知らないことが多いと思います。いつも通る道から外れてみると、知らない店がたくさん並んでいて、全く新しい景色が広がっていることに気づきます。産業祭は、そんな今まで知らなかった街のことを知る絶好の機会だと思いました。イベントで知った店に行くついでに街を探検してみるのもいいと思いました。また、様々な団体の活動を知り、普段の私たちの生活がどのようにして成り立っているのか、地域を良くするためにどのような活動をしているのかを知ることで、より地域に愛着を持つことができる素晴らしいイベントだと感じました。(髙橋郁史)
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