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解散総選挙へ 高市人気と新党の真っ向勝負
有権者は覚悟を持って選択の一票を
高支持率を背景に高市早苗首相は1月23日に召集する通常国会の冒頭に衆議院を解散する。国民の支持を得て自民党の議席を伸ばし安定政権を目指す。抜き打ち的な解散だが、勝てる確率が高いときを選ぶのは常套手段だ。一方、立憲民主党と公明党は電撃的に新党「中道改革連合」の結成に動いた。選挙で議席拡大を目指すなら正に妙手。「選挙目当ての野合」と批判されてもプラス面が多い。難しい外交と経済の上昇という難問を前に、高市人気と新党の真っ向勝負は日本の針路を大きく左右する。有権者は覚悟を持って選択の一票を投じたい。 記者は一昨年の衆院選の結果を受けて、東京25ジャーナル(インターネット版、2024年11月2日配信)でこう記した。
自民だけ大きく、他は少数の政党が乱立するのか。それとも新たな形ができるのか。
「3つの流れに収れんしていくのではと感じている。自民党総裁選をみると、石破氏を推す勢力と高市早苗氏を推す勢力が同じ党というのが不思議に感じる。まあ、自民党の懐の深さということなのだろうが、今回の総裁選、衆院選を契機に、より対立が鮮明になっていくだろう。一方、立憲民主党も、野田氏が掲げる穏健保守と中道という流れと、これまでの共産党と手を組む市民連合による野党共闘では違いが大きすぎる。衆院選の第一声で野田氏が東京24区に入ったが、市民連合主体の有田芳生氏の選対からは来なくてもいいとの声も出ていた」
立憲内の違いは、立憲民主党と国民民主党、維新が統一行動をとれない要因でもある。
「エネルギーや防衛、外交などの政策の違いだ。これは自民党内にもあるし、自公の間にも違いがある」
そうしたことを乗り越え、政策としてまとめ、連立や共闘があるのだが。
「3つの流れと言っても単純には行かないだろうが、まとまりはできやすくなる。1つはタカ派的な保守勢力、1つは穏健保守と中道勢力、1つはより社会主義に近いリベラル勢力だ。この3つの枠で、自民、立憲民主、維新、国民民主がそれぞれ割れ、流れをつくっていけばいい。れいわや諸派などは自然に流れに加わることになる。公明、共産に関しては宗教、イデオロギーなどで違いがあり、その時の政権、政策に対し、是々非々で臨んでほしい」
最後の下りの公明、共産については記者の希望であり、現実的には今回のように穏健保守と中道勢力の真ん中に公明党が位置するのは当然だろう。
中道改革連合の結成は当事者が言う通り新たな政界再編の幕開けになるのか。穏健保守と中道勢力のもとに集まる者、より右へ行く者、左へ行く者で3つの選択肢を示してくれればよい。無風の東京25区の行方も気になる。
(岡村信良)
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