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川と森の案内人と歩く Tokyo Mountain

コラム

川と森の案内人と歩く Tokyo Mountain

秋の足音が聞こえてくる今日この頃。

間もなく紅葉も始まり、西多摩各地は大勢の観光客で賑わいます。

そんな秋を待ちわびる、動物たちにも注目です!

秋のお出掛けを、ちょっと楽しくする動物たち
秋の沢の熱いドラマに注目!

秋はヤマメの繁殖シーズン。

小さな沢に入り産卵を行います。雌雄共に婚姻色が現れ、体色は濃い桜色に変わります。

奥多摩や御岳地域の沢では10月中旬から、下旬にかけて婚姻色が現れたつがいが、寄り添いながら泳ぐ姿が見られます。

雄は雌の体に触れて産卵床を掘ることをしきりに促します。雌は尾びれを使い砂利底に直径約30㌢㍍、深さ5㌢㍍程度のすり鉢状の穴を掘ります。

 

時折、雌を奪い取ろうと他の雄が近づくので、追い払うために雄同士で激しい争いが繰り広げられます。

こうした繁殖シーンを気軽に観察できる場所が御岳山のロックガーデン。人気のコースですが、ヤマメが生息していることを知らずに通り過ぎていく人がほとんどです。これからの行楽シーズン、紅葉だけでなく、沢の中で繰り広げられる熱いドラマにも、ぜひ注目してください。

 

 

御岳山の「のんびりムサくん」♪

ある日、御岳山の集落内の木に設置されている巣箱をふと見ると小さな足がひょっこり。

また別の日、今度は鼻と愛らしい口元をのぞかせる小動物が。そうムササビです。

リス科の夜行性の動物で、昼間は木の穴や巣箱で眠り、日没後に活動を始めます。

希少な野生動物であり、夜行性とくれば、なかなか出会えないかと思いますが、御岳山のムササビは何か違います。

「おいおいムサくん、野生動物の警戒心を忘れていないかい?」と心配になるほど。

ずっと昔から人の暮らしの近くで生活してきたので、人を恐れず安心して暮らしているように思えます。人と野生動物の距離感が素敵な御岳山。

巣箱を見つけたら、そっとのぞいてみてください。きっと愛らしいムサくんがお出迎えするはずです。

 

御岳山に、ぜひ会いにきてください

御岳山に、ぜひ会いにきてください

コラム執筆者

宮田 浩

エコツーリズム・グリーンツーリズムなどに携わり現在は年間を通じ、御岳や奥多摩などを中心としたツアーガイドなど数多く行う、川と森を案内するスペシャリスト。

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