
この紙面は「西多摩 Style Crew 実行委員会」主催、「日本航空学園 日本航空大学校」協力の事業として、学生記者がCSV(共有価値の創造)をテーマに記事をお届けします。
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酒飲みのテーマパーク「ようこそ癒しの酒蔵へ」

東京の西に蔵を構える石川酒造(東京都福生市熊川)は、日本酒づくりの伝統と新たな挑戦を両立させてきた歴史を刻む老舗酒蔵だ。
国登録有形文化財の指定を受けた6棟の建物が建ち並ぶ敷地内では、食事や買い物、酒蔵見学を通して日本酒やクラフトビールの魅力に触れることができる。

従来のアルコールメーカーが酒造と販売を主としてきたのに対し、石川酒造では、訪れる人が楽しめる空間づくりにも力を入れている。

敷地内のレストランでしか味わえない酒や、直売店限定の商品が用意されているほか、ゲストハウスも併設。「飲む・食べる・買う・泊まる」を通して日本酒の魅力を存分に体験できる場となっている。
地域とのコラボレーション商品として、あきる野市や羽村市で生産された米を使用した酒の販売も行っている。「東京の酒蔵が東京の米で酒を造る」という価値を大切にし、農家と協力しながら酒造りに取り組んでいる。また、アニメを取り入れたラベルデザインを通じて、これまで日本酒にあまり親しみのなかった層への浸透も図る。
杜氏の前迫晃一製造部長は「私の酒造りは、もともとアルコールをあまり飲まない人にも手に取ってもらいたいという想いで造っている」と語る。
「あまり酒を飲まない人の人生に、少しの幸せや楽しさをプラスしたい」とし、「〝ほどほどに楽しみたい人〞に寄り添う酒を目指して造っている」と微笑む。
アンテナショップ「たまてばこ」(昭島市松原町)は、多摩を訪れた人が多摩の土産を手に取れる場として2年前に誕生した。西多摩の玄関口である拝島駅に店を構え、多摩の魅力的な商品を、生産者の想いと一緒に引き受け、消費者に届けている。
取材を終えて

「今回、石川酒造を取材させていただき、酒造りに対する考え方や地域との関わりの深さに強い印象を受けました。酒を"造って売る"だけでなく、飲む・食べる・買う・泊まるや、見学するという体験を通して、日本酒を身近に感じてもらおうとする姿勢がとても魅力的でした。また、東京の酒蔵が東京のお米と水で酒を造ることに価値を見いだし、農家と協力して取り組んでいる点についても、地域を大切にする思いが伝わってきました。日本酒の新しい可能性を感じ、お酒を飲める年齢になったら、挑戦してみたいと思いました」 吉留佐奈
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