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25journal 臼井伸介昭島市長インタビュー 水と緑が育む「ふるさと昭島」の未来を描く

地域

 

 

 

執筆協力 編集室システムU okamura.nobuyoshi@gmail.com


臼井伸介昭島市長インタビュー
水と緑が育む「ふるさと昭島」の未来を描く

「昭島大好き!」のキャッチフレーズで3期目の市政を果敢に進める臼井伸介市長=写真=に未来を見据えた取り組みと現状の課題を聞いた。

‐2025年12月に開館した「イーストテラス・サブスリー」をはじめ、公共施設の整備・再編が注目されているが。

臼井市長 公共施設の老朽化が大きな課題となっており、個別施設計画に基づき、更新費用の平準化と施設の集約化を進めている。その象徴が「イーストテラス・サブスリー」だ。ここは東部出張所や図書館分館、商工会などを一体化した「まちのハブ」であり、ブックカフェ「ル・リーブル」もある。Nearly ZEB(ニアリー・ゼブ)を取得し環境にも配慮した建物だ。東側の整備が進んだ今、地域バランスを考慮した交流の場づくりが課題となるため、今後は「(仮称)西部地域総合施設」を整備し、西側の住民サービスを維持・向上させていきたい。

‐少子化と人口減少、それに伴う移住・定住対策については。

臼井市長 本市の人口は近年のマンション建設等に伴い増加している。5月1日時点で11万6769人を数える。それでも少子化が進む中、先々は減少が進むと見られる。対策として、子育て世代に選ばれるまちづくりを推進している。昭島は「住みよさランキング2023」の快適度で全国2位になるなどポテンシャルは高く、深層地下水100%の水道水を「あきしまの水」ブランドとして発信していくなど、定住志向を高めていきたいと考えている。

‐昭和記念公園昭島口周辺の整備についても動きがあるが。

臼井市長 昭和記念公園昭島口周辺は、東中神駅からのアクセスも含め、市民の憩いの場として期待される。現在、国や都に対して早期整備を要請している。このエリアの整備は周辺の住宅開発と多摩川や玉川上水、立川崖線の緑地といった地域特有の自然資源を連動させ、都市の骨格として守り育てる「水と緑のネットワーク」を形成するうえで極めて重要になると思う。

‐旧昭和の森ゴルフコース跡地などにデータセンターや物流拠点の整備が進んでいる。大規模開発に伴う課題をどう考えるか。

臼井市長 これらは交通渋滞や環境への影響といった課題も抱えている。市は「人間尊重」と「環境との共生」を掲げており、引き続き事業者には市民の生活環境を守るための適切な配慮を求めていく。地域の活性化にどう結びつけるかも問われている。

‐数千台規模の車両出入りが予想され、周辺道路の混雑が最大の懸念だ。約3000本の樹木伐採に対する反対の声もある。

臼井市長 事業者に対し、敷地内への車両の待機スペース確保や配送ルートの厳守を強く求めている。「環境基本計画」に基づき、緑化や地下水保全策を事業者に働きかけている。一方で、数千人規模の雇用創出等が期待できる。敷地内に公園や散策コース、カフェ、さらには「防災拠点」としての機能を設け、市民が日常的に利用できる施設になるよう協議が進んでいる。

‐最後に改めて市民へのメッセージを。

臼井市長 私は深層地下水100%の水道水という昭島市の宝を後世に引き継ぐ責任を改めて痛感している。公共施設などの整備といったハード面と、子育て支援などのソフト面を両輪で進め、「多様性と意外性のある楽しいまち」を市民と共に創り上げていきたい。

 

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